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かえり‐てんじょう【還り殿上】かへりテンジヤウ🔗🔉

かえり‐てんじょう【還り殿上】かへりテンジヤウ 還昇(かんじよう)」に同じ。「―して五位の蔵人になりて」〈承応版狭衣・一〉上皇が再び皇位につくこと。重祚(ちようそ)。「のちには―して称徳天皇と申しき」〈盛衰記・三〉

かえり‐な・る【還り為る】かへり‐🔗🔉

かえり‐な・る【還り為る】かへり‐ [動ラ四]解任された人が、再び元の官に就く。「関白二条殿良実、この三年ばかりまた―・り給へば」〈増鏡・北野の雪〉

かえり‐にゅうまく【返り入幕】かへりニフマク🔗🔉

かえり‐にゅうまく【返り入幕】かへりニフマク 相撲で、十両に落ちた力士が、再び幕内に入ること。

かえり‐ばな【返り花・帰り花】かへり‐🔗🔉

かえり‐ばな【返り花・帰り花】かへり‐ 返り咲きをした花。二度咲きの花。狂い花。《季 冬》「凩(こがらし)に匂ひやつけし―/芭蕉」身請けされた遊女が、二度の勤めに出ること。「御身はまたまた廓(くるわ)に―」〈浮・御前義経記・二〉

かえり‐ぶみ【返り文・返り書】かへり‐🔗🔉

かえり‐ぶみ【返り文・返り書】かへり‐ 返事の手紙。返書(へんしよ)

かえり‐まか・る【帰り罷る】かへり‐🔗🔉

かえり‐まか・る【帰り罷る】かへり‐ [動ラ四]《「まかる」は、任命されて都から地方へ行く意》都から地方の任地などへ帰る。「我(あ)が待つ君が事終はり―・りて」〈万・四一一六〉《「まかる」は行くの意の謙譲語》帰っていきます。「ののしりければ、―・りて遣はしける」〈後撰・恋五・詞書〉

かえり‐み【顧み】かへり‐🔗🔉

かえり‐み【顧み】かへり‐ 振り返って見ること。「万度(よろづたび)―しつつはろはろに別れし来れば」〈万・四四〇八〉過去を振り返ること。「いと心澄めるやうにて、世に―すべくも思へらず」〈源・帚木〉気に掛けること。懸念すること。「大宮にのみ久方の昼夜分かず仕ふとて―もせぬわが宿の」〈古今・雑体〉後ろだてになって世話をすること。情けをかけること。うしろみ。「身にあまるまで御―を賜はりて」〈源・少女〉

かえり‐みち【帰り道・帰り路】かへり‐🔗🔉

かえり‐みち【帰り道・帰り路】かへり‐ 帰る途中の道。帰路。

大辞泉 ページ 2603