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かけ‐ず【懸けず】🔗🔉

かけ‐ず【懸けず】 [副]問題にもならずに。わけもなく。むぞうさに。「―けおさるるこそ、本意なきわざなれ」〈徒然・一〉

かけ‐すおう【掛素×襖】‐スアヲ🔗🔉

かけ‐すおう【掛素×襖】‐スアヲ 《「打掛(うちかけ)素襖」の略》室町時代の武士の略装。素襖の裾を袴(はかま)の内に入れず、外へ垂らした服装。能や歌舞伎の衣装で、大口袴などをはいた上に、素襖の上だけを打ち掛けて羽織ったもの。身分の低い者、旅人などに用いる。

かけ‐すずり【懸け×硯・掛け×硯】🔗🔉

かけ‐すずり【懸け×硯・掛け×硯】 掛け子のある硯箱。掛け子には硯・墨・水入れなどを入れ、その下の引き出しには小物などを入れる。かけすずりばこ。

かけ‐すて【掛(け)捨て】🔗🔉

かけ‐すて【掛(け)捨て】 《「かけずて」とも》無尽・保険などで、掛け金を期限まで続けず、中途でやめること。損害保険などで、保険期間中に対象となる事故にあわない場合、満期になっても掛け金は戻らないこと。「―の火災保険」

かけずり‐まわ・る【駆けずり回る・×駈けずり回る】かけづりまはる🔗🔉

かけずり‐まわ・る【駆けずり回る・×駈けずり回る】かけづりまはる [動ラ五(四)]あちこち駆け回る。また、ある目的を達成するため、方々へ行って尽力する。奔走する。「資金集めに―・る」

かけ‐ず・る【駆けづる・×駈けづる】‐づる🔗🔉

かけ‐ず・る【駆けづる・×駈けづる】‐づる [動ラ四]駆け回る。走り回る。「今朝より此の部屋のあたりを―・り侍れど」〈落窪・一〉

かげ‐ぜりふ【陰台詞・陰科白】🔗🔉

かげ‐ぜりふ【陰台詞・陰科白】 無声映画で、弁士が陰で画面の人物に代わってしゃべった台詞。

かけ‐せん【掛(け)銭・×賭け銭】🔗🔉

かけ‐せん【掛(け)銭・×賭け銭】 頼母子講(たのもしこう)や無尽などで積み立てていく金。掛け金。中世、領主が領民に課した課銭。勝負事にかける金銭。

かげ‐ぜん【陰×膳】🔗🔉

かげ‐ぜん【陰×膳】 旅行などで不在の人のために、家族が無事を祈って供える食膳。「毎日―を据える」

大辞泉 ページ 2761