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刀折れ矢尽・きる🔗🔉

刀折れ矢尽・きる 《「後漢書」段伝から》戦う手段をすっかり使い果たす。また、物事に立ち向かう手段がなくなる。弓折れ矢尽きる。「努力も空しく―・きて倒産した」

刀に懸けても🔗🔉

刀に懸けても 刀を抜いての勝負となっても。腕ずくでも。武士の名誉に懸けても。誓って。

刀の錆(さび)🔗🔉

刀の錆(さび) 刀に生じる錆。また、血が錆の原因になるところから、刀で切り殺すことや切り殺されることにいう。刀汚(かたなよご)」に同じ。

刀の手前🔗🔉

刀の手前 刀を差している武士の面目上。「―、武士の意地」〈伎・小袖曾我〉

かた‐な【片名・偏名】🔗🔉

かた‐な【片名・偏名】 二字で成り立っている名の片方の字。偏諱(へんき)。「我が―に父が―を取って経春とつくべし」〈盛衰記・三六〉俳号などで、二字以上の場合、略して一字を書くもの。例えば「去来」を「来」と記す類。「―書き侍るに、ことごとしき字形は苦しかるべし」〈去来抄・故実〉名を略して呼ぶこと。また、その略称。「紀国屋文左衛門(きのくにやぶんざえもん)」を「紀文」とよぶ類。片名字(かたみようじ)(「肩名」とも書く)名前の上に添える称号で、あだなのようなもの。「寺々へ、仕事に入って―に呼ばれ、しかも大寺正兵衛といふ」〈伎・小袖曾我〉

がた‐な・い【難ない】🔗🔉

がた‐な・い【難ない】 〔接尾〕《形容詞型活用がたな・し(ク活)。接尾語「がた(難)い」の語幹+接尾語「ない」》動詞の連用形に付いて、その動作の実現が困難である意を表す。…することがむずかしい。…しにくい。「離れ―・い」「忘れ―・い」「頼み―・き人心」〈浄・先代萩〉

かたな‐かけ【刀掛(け)】🔗🔉

かたな‐かけ【刀掛(け)】 刀を横にして掛けておく道具。刀架。ものの役に立たない武士をさげすんでいう語。「綺羅(きら)を飾りし―めら」〈伎・景清〉

大辞泉 ページ 2942