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かた‐ま・く【片設く】🔗🔉

かた‐ま・く【片設く】 [動カ下二]ある季節や時をひたすら待つ。また、時が移ってその時期になる。近づく。「鶯鳴くも春―・けて」〈万・八三八〉ひたすら心を向ける。傾注する。「夏麻引(なつそび)く命―・け刈りこもの心もしのに」〈万・三二五五〉

かだま・し【×奸し・×し・×佞し】🔗🔉

かだま・し【×奸し・×し・×佞し】 [形シク]《動詞「かだ(奸)む」の形容詞化。「かたまし」とも》心がねじけている。性質がすなおでない。「―・しきもの朝にあって罪ををかす」〈平家・六〉

かた‐まち【片町】🔗🔉

かた‐まち【片町】片側町(かたがわまち)」に同じ。

かた‐ま・つ【片待つ】🔗🔉

かた‐ま・つ【片待つ】 [動タ四]ひたすら待つ。「妹に逢(あ)ふとき―・つとひさかたの天の河原に月ぞ経にける」〈万・二〇九三〉

かた‐まふ【片麻布】🔗🔉

かた‐まふ【片麻布】 綿糸を縦糸に、麻糸を横糸に使って織った布。衣服や夏の座布団の生地に使う。

カタマラン【catamaran】🔗🔉

カタマラン【catamaran】 太平洋・カリブ海などで用いられる、丸太を二、三本並べて縛ったいかだ。また、二隻の小舟を並べ、板などを渡して結合した舟。船体を二つ並べ、それを繋いで鋼甲板を張った船。双胴船。

かたまり【固まり・塊】🔗🔉

かたまり【固まり・塊】 固まること。また、固まったもの。「土の―」「塩の―」小さく切り刻んだりする以前の、形が不規則で、ある程度の大きさをもったもの。「肉を―のまま買う」一団となったもの。集団。「反対派がひと―になって陣取る」(「…のかたまり」の形で)その傾向が極端であるもの。「うその―」「欲の―のような人間」

固まり法華(ぼつけ)に徒党(ととう)門徒(もんと)🔗🔉

固まり法華(ぼつけ)に徒党(ととう)門徒(もんと) 法華宗の信者はその宗旨に凝り固まりやすく、真宗の信者はすぐに徒党を組む傾向があるということ。

かたま・る【固まる】🔗🔉

かたま・る【固まる】 [動ラ五(四)]やわらかい物や液状の物、または粒状の物が、しだいに固くなる。固形状になる。凝固する。「粘土が―・る」「血が―・る」一か所に集まる。寄り合う。一団となる。「五人が―・って走っていく」「何軒かの店が―・っている」しっかりしたものになる。確かになる。定まる。「事業の基礎が―・る」「考えが―・る」他のことにはまったく関心を示さず、そのことにだけ夢中になる。こりかたまる。「不信感で―・っている人」考えなどに柔軟さがなくなり、進歩・発展が止まる。「頭が―・らないうちに本をたくさん読む」緊張してからだがこわばる。気持ちが縮こまる。「身の毛もぞっと縮まる程怖ろしく、―・って、様子を窺っていると」〈円朝・怪談牡丹灯籠〉 [類語]凝固する・凝結する・固結する・固化する・膠化(こうか)する・こごる・凝(こ)る/集まる・まとまる・寄り合う・群がる/定まる・決まる・まとまる・出来上がる・確定する

大辞泉 ページ 2952