複数辞典一括検索+

かりに‐も【仮にも】🔗🔉

かりに‐も【仮にも】 [副](あとに打消しの語や反語を伴って)打消し・反語の意味を強める。決して。いささかでも。かりそめにも。「―良心を欺くようなことはしたくない」十分でないにせよ、一応ある事実があることを表す。曲がりなりにも。かりそめにも。「―宣言したのであるならば実行すべきである」一時的にも。ちょっとでも。「弓矢とる身は、―名こそ惜しう候へ」〈平家・四〉

かり‐ぬい【仮縫い】‐ぬひ🔗🔉

かり‐ぬい【仮縫い】‐ぬひ [名]スル間に合わせに縫っておくこと。「ほころびを―しておく」洋服などを、出来上がりの形に仮に縫うこと。また、それをからだに合わせて補正をすること。下縫い。

かり‐ぬし【借(り)主】🔗🔉

かり‐ぬし【借(り)主】 物品・金銭を借りるほうの人。借り手。貸し主。

かり‐ね【刈り根】🔗🔉

かり‐ね【刈り根】 刈ったあとに残った草木の根。和歌で多く「仮寝」にかけていう。「難波江の葦(あし)の―の一夜故みをつくしてや恋ひ渡るべき」〈千載・恋三〉

かり‐ね【仮寝】🔗🔉

かり‐ね【仮寝】 [名]スル仮にしばらく寝ること。また、うたた寝すること。かりそめぶし。「休憩室で一時間ほど―する」旅に出て泊まること。旅寝。また、野宿。「―する夜のまの露に濡(そぼ)ちつつ一人朝たつ野路の笹原」〈玉葉集・旅〉

かり‐の‐こ【×雁の子】🔗🔉

かり‐の‐こ【×雁の子】 ガンやカモなどの水鳥のひなを慈しんでいう語。「鳥座(とぐら)立て飼ひし―巣立ちなば真弓の岡に飛び帰り来(こ)ね」〈万・一八二〉ガンの卵。また広く鳥の卵をいう。「三月(やよひ)晦日方(つごもりがた)に、―の見ゆるを」〈かげろふ・上〉

かり‐の‐たまずさ【×雁の玉章】‐たまづさ🔗🔉

かり‐の‐たまずさ【×雁の玉章】‐たまづさ雁の使い」に同じ。「霧晴れぬ空にはそこと知らねどもくるを頼むの―」〈新後拾遺・秋上〉

かり‐の‐たより【×雁の便り】🔗🔉

かり‐の‐たより【×雁の便り】雁の使い」に同じ。

かり‐の‐つかい【狩りの使】‐つかひ🔗🔉

かり‐の‐つかい【狩りの使】‐つかひ 平安時代、一一月五節(ごせち)のときなどに、朝廷用の鳥獣を狩るために諸国に遣わされた使者。諸院・宮家からも派遣されたが、のちには禁止された。

大辞泉 ページ 3263