き‐しん【貴紳】 身分と名声のある男子。貴顕紳士。

き‐じん【奇人・_×畸人】 性格や言行が普通とは異なっている人。変人。

き‐じん【鬼神】 《「きしん」とも》荒々しく恐ろしい神。おにがみ。また、化け物。変化_{（へんげ）}。「断じて行えば―も之_（これ）を避く」天地万物の霊魂。死者の霊魂と天地の神霊。「天地を動かし―を感ぜしめ」〈古今・真名序〉仏語。超人的な能力をもつ存在の総称。

鬼神に横道（おうどう）なし 鬼神は正道をはずれたことはしない。

き‐じん【帰陣】_‐ヂン ［名］_スル自分の陣営に帰ること。戦場から帰ること。

き‐じん【貴人】 身分・地位の高い人。きにん。

き‐じん【旗人】 中国の清朝時代、八旗に属した者の総称。各種の特権と旗地が与えられた。→八旗

き‐じん【_×麹_×塵】_‐ヂン 《「きくじん」の音変化》黄色がかった緑色。「―の直垂_{（ひたたれ）}に」〈平家・一〉

ぎ‐しん【義心】 正義のために尽くそうとする心。また、忠義の心。

ぎ‐しん【義臣】 忠義の心のあつい家臣。

ぎしん【義真】 ［_{七八一〜八三三}］平安前期の天台宗の僧。延暦寺第一世座主_（ざす）。相模の人。最澄に師事し、随行して入唐。帰国後、延暦寺の建立に協力し、師の没後、戒壇院を設立。修禅大師。

ぎ‐しん【疑心】 うたがう心。うたがい。「―がつのる」「―を抱く」仏語。根本煩悩の一。仏教の真理に対して、まどいうたがう心。疑_（ぎ）。

疑心暗鬼を生ず 《「列子」説符の注から》うたがう心が強くなると、なんでもないことが恐ろしく感じられたり、うたがわしく思えたりする。

ぎ‐しん【議親】 律令制の六議_{（りくぎ）}の一。天皇の五等親までの親族、太皇太后・皇太后の四等親までの親族、皇后の三等親までの親族に与えられた刑法上の特典。

ぎ‐じん【義人】 利害を顧みず、正義を重んじる人。