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け‐むし【毛虫】🔗🔉

け‐むし【毛虫】 チョウやガの幼虫で、体に毛の多いものの俗称。《季 夏》「みじか夜や―の上に露の玉/蕪村」嫌われ者のたとえ。

けむし‐まゆ【毛虫×眉】🔗🔉

けむし‐まゆ【毛虫×眉】 太く濃い、毛虫のようなまゆ。げじげじまゆ。

けむた・い【煙たい・×烟たい】🔗🔉

けむた・い【煙たい・×烟たい】 [形]けむた・し[ク]煙のために息苦しい。また、目を開けていられない。けむい。けぶたい。けむったい。「―・くて涙が出る」窮屈に感じられ、親しみが持てないさま。けぶたい。けむったい。「―・い相手」 [派生]けむたがる[動ラ五]けむたげ[形動]けむたさ[名]

けむ‐だし【煙出し・×烟出し】🔗🔉

けむ‐だし【煙出し・×烟出し】 煙を外に出すために設けた窓。けむりだし。煙突。けむりだし。「製造場の―が幾本も立っている」〈荷風・すみだ川〉

け‐むつか・し【気難し】🔗🔉

け‐むつか・し【気難し】 [形シク]薄気味悪い。なんとなく恐ろしい。「これは鬼の妻(め)にして、常に来りてかく様に懐抱して返るなりけりと思ふにも極て―・し」〈今昔・三一・一四〉

けむった・い【煙ったい・×烟ったい】🔗🔉

けむった・い【煙ったい・×烟ったい】 [形]「けむたい」に同じ。「タバコの煙が―・い」

けむり【煙・×烟】🔗🔉

けむり【煙・×烟】 《「けぶり」の音変化》物が燃えるときに立ちのぼるもの。有機物が不完全燃焼するときに出る気体で、固体の微粒子が浮遊している状態をいうが、液体の微粒子が含まれている場合もある。「―がたちこめる」(かすみ)・水蒸気など、のように空中にたちこめるもの。「湯の―がただよう町」かまどから立ちのぼるもの。炊煙。また、暮らし。生計。「細いながら―絶えせず安らかに日は送れど」〈露伴・風流仏〉 [下接語]黒煙・潮煙・砂煙・血煙・朝夕(ちようせき)の煙・土煙・野辺の煙・火煙・水煙・夕煙・雪煙・湯煙

煙にな・る🔗🔉

煙にな・る 焼けて跡形もなくなる。すっかりなくなる。「火事で―・る」→煙(けぶり)となる

煙を立・てる🔗🔉

煙を立・てる 《炊煙を立てる意》生計を立てる。「兄弟の力を頼りに細々と―・てる有様」〈藤村・家〉

けむり‐がえし【煙返し】‐がへし🔗🔉

けむり‐がえし【煙返し】‐がへし 土蔵の戸口の内側下部にある石。けむがえし。煙がよどむような形に作った香炉。

大辞泉 ページ 4805