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心を開(ひら)・く🔗🔉

心を開(ひら)・く 本心を明らかにする。心の奥底をうちあける。「―・いて語り尽くす」親しい気持ちになる。うちとける。「あたたかい言葉に―・く」

心を用・いる🔗🔉

心を用・いる いろいろ注意する。配慮する。「来客のもてなしに―・いる」

心を以(もつ)て心に伝・う🔗🔉

心を以(もつ)て心に伝・う 「以心伝心(いしんでんしん)」を訓読みにした言葉。

心を遣(や)・る🔗🔉

心を遣(や)・る 心の憂さを晴らす。気晴らしをする。「花盛り、紅葉盛りなどにものし給ひて、心やり給ふ所あり」〈宇津保・春日詣〉得意になる。思うままに事をする。「わが心得たる事ばかりを己(おの)がじし―・りて」〈源・帚木〉心をその方にやる。思いをはせる。「旅の空を思ひおこせて詠まれたるにこそはと、―・りて」〈十六夜日記〉

心を許・す🔗🔉

心を許・す 気を許す。また、うちとける。「彼に―・したのがまちがいだった」「互いに―・した間柄」

心を寄・せる🔗🔉

心を寄・せる 思いをかける。好意をいだく。「級友の一人にひそかに―・せる」関心をもつ。熱中する。傾倒する。「音楽に―・せる」

こころ【こゝろ】🔗🔉

こころ【こゝろ】 夏目漱石の小説。大正三年(一九一四)発表。罪悪感や孤独感、人間憎悪の念がついには自己否定に至るという、個人主義思想の極致を描く。

こころ‐あがり【心上がり】🔗🔉

こころ‐あがり【心上がり】 思い上がること。気位が高いこと。傲慢(ごうまん)。高慢。「沢瀉(おもだか)は、名のをかしきなり。―したらむと思ふに」〈枕・六六〉

こころ‐あさ・し【心浅し】🔗🔉

こころ‐あさ・し【心浅し】 [形ク]思慮が浅い。考えが足りない。「いさめ聞こえしかば、―・しと思ひ給へりし」〈源・柏木〉情が薄い。熱心でない。「かう参り来ることも難くなりにたるを、―・きにや誰も誰も見なし給ふらむ」〈源・手習〉

こころ‐あ・し【心悪し】🔗🔉

こころ‐あ・し【心悪し】 [形シク]気だてが悪い。意地が悪い。「容貌(かたち)憎さげに、―・しき人」〈枕・一四一〉気持ちがよくない。気分が悪い。「いささか―・しなど言へば」〈春曙抄本枕・二九一〉

こころ‐あたり【心当(た)り】🔗🔉

こころ‐あたり【心当(た)り】 心に思い当たること。また、見当をつけた場所。「就職口なら―がある」「―を探してみる」

大辞泉 ページ 5420