複数辞典一括検索+

こころえ‐ちがい【心得違い】‐ちがひ🔗🔉

こころえ‐ちがい【心得違い】‐ちがひ 思い違い。誤解。「早のみこみで―をしていた」道理や人の道に外れた考え方や行い。まちがった考え。「―を戒める」「謝れば済むと思ったら、とんだ―だ」

こころ・える【心得る】🔗🔉

こころ・える【心得る】 [動ア下一]こころ・う[ア下二]物事の事情や意味するところをよく理解する。のみこむ。わきまえる。「扱いを―・えている」事情をよく理解したうえで引き受ける。承知する。「―・えました。おまかせください」たしなみがある。会得している。「茶道も少しは―・えている」気をつける。用心する。「ころび落ちぬやう―・えて炭を積むべきなり」〈徒然・二一三〉

こころ‐おき【心置き】🔗🔉

こころ‐おき【心置き】 心づかい。遠慮。気がね。「一緒に飲んでいるものが利害関係のないのも彼には―がなかった」〈有島・カインの末裔〉

こころ‐おきて【心×掟】🔗🔉

こころ‐おきて【心×掟】 心の持ちよう。心構え。また、ものの考え方。「幼かるべき程よりは、―大人大人しく目やすく」〈源・竹河〉心に思い定めておいたこと。「御裳着のことおぼし急ぐ御―、世の常ならず」〈源・梅枝〉

こころおき‐なく【心置き無く】🔗🔉

こころおき‐なく【心置き無く】 [副]遠慮気がねなく。心残りなく。安心して。「―話し合う」「―出発できる」

こころ‐おくれ【心後れ】🔗🔉

こころ‐おくれ【心後れ】 気がひるむこと。気後れ。「すこし―がしたが、努めて気を励まして」〈近松秋江・疑惑〉気がきかないこと。愚かであること。「―にして出で仕へ、無智にして大才に交はり」〈徒然・一三四〉

こころ‐おごり【心×驕り】🔗🔉

こころ‐おごり【心×驕り】 うぬぼれること。思い上がり。慢心。「わが身かばかりにてなどか思ふことかなはざらむ、とのみ―をするに」〈源・若菜上〉

こころ‐おさな・し【心幼し】‐をさなし🔗🔉

こころ‐おさな・し【心幼し】‐をさなし [形ク]心が幼稚である。思慮に欠ける。「―・く竜を殺さむと思ひけり」〈竹取〉

こころ‐おそ・し【心鈍し】🔗🔉

こころ‐おそ・し【心鈍し】 [形ク]熱心でない。いいかげんである。「はやも鳴けいはたの森の時鳥(ほととぎす)―・くは手向けせざりつ」〈夫木・八〉《「こころおぞし」とも》心の働きがにぶい。気がきかない。「さやうのことにも―・く物し給ふ」〈源・蓬生〉

こころ‐おとり【心劣り】🔗🔉

こころ‐おとり【心劣り】 [名]スル予想していたよりも劣っていること。期待外れ。「―する出来ばえ」心勝(こころまさ)り。気が引けること。気おくれ。「いとほしく―し給ふらむとおぼゆ」〈源・若菜上〉

大辞泉 ページ 5423