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あり‐がね【有り金】🔗🔉

あり‐がね【有り金】 現在手元にある金。持っている全部の現金。「―をはたいて買う」

ありかべ‐なげし【×蟻壁押】🔗🔉

ありかべ‐なげし【×蟻壁押】 天井の回り縁(ぶち)と内法(うちのり)長押との間に取り付けた長押。この長押上方の壁を蟻壁という。

あり‐がほ・し【在りが欲し】🔗🔉

あり‐がほ・し【在りが欲し】 [形シク]ありたい。いたい。「―・し住みよき里の荒るらく惜しも」〈万・一〇五九〉

あり‐がよ・う【有り通ふ】‐がよふ🔗🔉

あり‐がよ・う【有り通ふ】‐がよふ [動ハ四]通いつづける。しきりに通う。「やすみししわが大君の―・ふ難波(なには)の宮はいさな取り」〈万・一〇六二〉

ありき【歩き】🔗🔉

ありき【歩き】 《動詞「あり(歩)く」の連用形から》あちこち動きまわること。出歩くこと。外出。「一の人の御―」〈枕・八八〉

ありき‐がみ【歩き神】🔗🔉

ありき‐がみ【歩き神】あるきがみ」に同じ。

ありき‐ぞめ【歩き初め】🔗🔉

ありき‐ぞめ【歩き初め】あるきぞめ」に同じ。「同じ中将の、子を―につかはしたる手本の包み紙に」〈拾遺愚草・下・詞書〉

あり‐きたり【在り来り】🔗🔉

あり‐きたり【在り来り】 [名・形動]《元からあることの意から》珍しくないこと。ありふれていること。また、そのさま。「―な(の)意見」

あり‐きり【有り限り】🔗🔉

あり‐きり【有り限り】 《「ありぎり」とも》あるもの全部。あるだけ。ありったけ。ありっきり。副詞的にも用いる。「品物を―買い占める」ある範囲内。「この―に五人口を過ぎよ」〈浮・永代蔵・二〉

あり‐ぎれ【有り切れ】🔗🔉

あり‐ぎれ【有り切れ】 有り合わせの布地。

あり・く【歩く】🔗🔉

あり・く【歩く】 [動カ四]あちこち歩きまわる。出歩く。「月のいとあかきに―・きて」〈枕・二七三〉車や舟などであちこちをまわる。「舟に乗りて海ごとに―・き給ふに」〈竹取〉動詞の連用形に付いて用いる。…してまわる。「人の物ともせぬ所に惑ひ―・けども」〈竹取〉…して過ごす。「いとほしと思ひ―・くに」〈宇治拾遺・一〇〉◆「あるく」と同じく、あちこち移動してまわるのが原義で、徒歩とは限らない。上代から用いられている「あるく」に対し、「ありく」は平安以降、近世ごろまで用いられた。

大辞泉 ページ 543