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言葉を下(さ)・ぐ🔗🔉

言葉を下(さ)・ぐ へりくだった言葉遣いをする。言葉を低くする。「家来ともいはん武士(もののふ)に手をさげ―・げ髪の」〈浄・関八州繋馬〉

言葉を番(つが)・う🔗🔉

言葉を番(つが)・う 口約束する。口約する。契る。「―・うた、諍(あらが)ふなと言ひ捨てて引き返す」〈浄・傾城酒呑童子〉

言葉を尽く・す🔗🔉

言葉を尽く・す ありったけの言葉を使って、さまざまに言う。「―・して説得に当たる」

言葉を濁・す🔗🔉

言葉を濁・す はっきり言わないで、あいまいに言う。「―・して本心を明かさない」

言葉を残・す🔗🔉

言葉を残・す のちのちのために言っておく。「斯道(しどう)の先達(せんだつ)が―・している」言うべきことを、全部言わないでおく。きっぱりと言いきらない。「―・さず洗いざらいぶちまける」

言葉を呑(の)・む🔗🔉

言葉を呑(の)・む 感動や驚きのために、また、相手の気持ちを察して、言おうとしたことが言えなくなる。「相手のあまりの変わりように―・む」

言葉を挟・む🔗🔉

言葉を挟・む 人の話の途中で口をきく。口出しをする。ことばをさしはさむ。「横から―・む」

言葉を卑(ひく)くする🔗🔉

言葉を卑(ひく)くする へりくだって物を言う。「―してお願いにあがる」

ことば‐あそび【言葉遊び】🔗🔉

ことば‐あそび【言葉遊び】 言語の発音や意味を利用した遊び。早口言葉・なぞなぞ・尻取り・洒落(しやれ)・はさみ言葉・さかさ言葉など。

ことば‐あらそい【言葉争い】‐あらそひ🔗🔉

ことば‐あらそい【言葉争い】‐あらそひ 口げんか。口論。言い争い。

ごとばいんごくでん【後鳥羽院御口伝】ゴとばヰンゴクデン🔗🔉

ごとばいんごくでん【後鳥羽院御口伝】ゴとばヰンゴクデン 鎌倉前期の歌論書。一巻。後鳥羽天皇著。嘉禄(一二二五〜一二二七)ごろ成立か。初心者のための心得や一般的知識を述べ、源経信以下当代歌人を批評したもの。

ことば‐がえし【言葉返し】‐がへし🔗🔉

ことば‐がえし【言葉返し】‐がへし 人の言葉に従わないで言い返すこと。口答え。「―はついしか為(し)ませんかったけれど、物も言わず物を食べず」〈一葉・この子〉

ことば‐がき【詞書(き)・言葉書(き)】🔗🔉

ことば‐がき【詞書(き)・言葉書(き)】 和歌や俳句の前書きとして、その作品の動機・主題・成立事情などを記したもの。万葉集のように、漢文で書かれたものは、題詞という。絵巻物の絵に添えられた説明文。絵本などで、画中の人物の会話文。

大辞泉 ページ 5624