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然なら
ず🔗⭐🔉
然なら
ず
そのようでない。そうではない。「―
ぬ事だに、人の御ためには、よさまの事をしも言ひ出でぬ世なれば」〈源・葵〉
そうあるべきではない。「さまことに、―
ぬ打ちとけわざもし給ひけり」〈源・末摘花〉
ず
そのようでない。そうではない。「―
ぬ事だに、人の御ためには、よさまの事をしも言ひ出でぬ世なれば」〈源・葵〉
そうあるべきではない。「さまことに、―
ぬ打ちとけわざもし給ひけり」〈源・末摘花〉
然
なり🔗⭐🔉
然
なり
そうである。そのとおりだ。「―
なりとて過ぐしつ」〈今昔・二三・一六〉
なり
そうである。そのとおりだ。「―
なりとて過ぐしつ」〈今昔・二三・一六〉
さ🔗⭐🔉
さ
[感]
人を誘ったり、行動を促したりするときに発する語。さあ。「―、やろう」「―、どうしてくれる」
判断や決断に迷ったり、せっぱつまったりしたときに発する語。さて。「―、どうしようか」「―、これは困った」
相手の言葉をおさえて、こちらが話そうとするときの語。「『この間お願いした件ですが』『―、そのことだが…』」
人を誘ったり、行動を促したりするときに発する語。さあ。「―、やろう」「―、どうしてくれる」
判断や決断に迷ったり、せっぱつまったりしたときに発する語。さて。「―、どうしようか」「―、これは困った」
相手の言葉をおさえて、こちらが話そうとするときの語。「『この間お願いした件ですが』『―、そのことだが…』」
さ🔗⭐🔉
さ
[終助]種々の語に付く。
自分の判断や主張を確認しながら念を押す意を表す。「ぼくにだってできる―」「お歴々にも負けることはおりない―」〈浄・鑓の権三〉
傍観的な、多少投げやりな調子で、あっさりと言い放す気持ちを表す。「好きなようにやればいいの―」「そう心配することはない―」
疑問語とともに用いて、質問・反駁(はんばく)・難詰の意を表す。「行くって、どこへ行くの―」「男のくせに何―」「どうして黙っているの―」
(多く「とさ」「ってさ」の形で)他人の話を説明したり、紹介したりする気持ちを表す。「昔々、竹取の翁(おきな)という老人がいたと―」「彼も行くんですって―」
[間助]文中の種々の語に付いて、口調を整えながら、相手の注意を引き留めようとする気持ちを表す。「でも―、ぼくは―、わかってるんだ」「それが―、どうもおかしいんだ」「何がなくとも―、お久しぶりといふ句が有がたうごぜえます」〈滑・浮世風呂・四〉
[格助]《方向の意を表す接尾語「さま」の音変化》名詞に付く。方向を表す。格助詞「へ」、または「に」に同じ。「追分(おひわけ)の松屋―いかっしゃりました」〈洒・軽井茶話〉◆
は、近世初期、男性、ことに武士に多く用いられたが、後期には広く用いられるようになり、現在では男性を中心とした打ち解けた会話に用いられる。
は中世ごろから東国方言として知られていたが、現在でも東北地方などで用いられる。
[終助]種々の語に付く。
自分の判断や主張を確認しながら念を押す意を表す。「ぼくにだってできる―」「お歴々にも負けることはおりない―」〈浄・鑓の権三〉
傍観的な、多少投げやりな調子で、あっさりと言い放す気持ちを表す。「好きなようにやればいいの―」「そう心配することはない―」
疑問語とともに用いて、質問・反駁(はんばく)・難詰の意を表す。「行くって、どこへ行くの―」「男のくせに何―」「どうして黙っているの―」
(多く「とさ」「ってさ」の形で)他人の話を説明したり、紹介したりする気持ちを表す。「昔々、竹取の翁(おきな)という老人がいたと―」「彼も行くんですって―」
[間助]文中の種々の語に付いて、口調を整えながら、相手の注意を引き留めようとする気持ちを表す。「でも―、ぼくは―、わかってるんだ」「それが―、どうもおかしいんだ」「何がなくとも―、お久しぶりといふ句が有がたうごぜえます」〈滑・浮世風呂・四〉
[格助]《方向の意を表す接尾語「さま」の音変化》名詞に付く。方向を表す。格助詞「へ」、または「に」に同じ。「追分(おひわけ)の松屋―いかっしゃりました」〈洒・軽井茶話〉◆
は、近世初期、男性、ことに武士に多く用いられたが、後期には広く用いられるようになり、現在では男性を中心とした打ち解けた会話に用いられる。
は中世ごろから東国方言として知られていたが、現在でも東北地方などで用いられる。
大辞泉 ページ 5871。