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さと‐ながれ【里流れ】🔗🔉

さと‐ながれ【里流れ】 里子がそのまま里親の子となること。また、その子。

さと‐なまり【里×訛り】🔗🔉

さと‐なまり【里×訛り】 江戸時代、遊里で遊女の使った独特の言葉づかい。郭詞(くるわことば)。里言葉。

さと‐な・れる【里×馴れる】🔗🔉

さと‐な・れる【里×馴れる】 [動ラ下一]さとな・る[ラ下二]鳥獣が人里になれる。「イノシシが―・れる」遊里の風習になれ親しむ。「はや―・れて吹く風に憂さを晴らして居る所へ」〈浄・忠臣蔵〉

さと‐ぬし【里主】🔗🔉

さと‐ぬし【里主】 薩摩(さつま)藩支配下の琉球の王国時代にみられた身分制度で、大名・士・百姓の三階級のうち、士の上層部にあったもの。琉球王のそば近くに仕えた若者。さとのし。

さど‐の‐いん【佐渡院】‐ヰン🔗🔉

さど‐の‐いん【佐渡院】‐ヰン 順徳上皇の異称。承久の乱で佐渡に流されたところからいう。

さと‐の‐し【里×之子】🔗🔉

さと‐の‐し【里×之子】里主(さとぬし)」に同じ。「すべて美童を―と称す」〈読・弓張月・前〉

さと‐ばな・る【里離る】🔗🔉

さと‐ばな・る【里離る】 [動ラ下二]人里から離れる。「今はいと―・れ、心すごくて、海士(あま)の家だに稀に」〈源・須磨〉

さと‐ばなれ【里離れ】🔗🔉

さと‐ばなれ【里離れ】 [名・形動]スル人里から離れていること。また、そのような所や、そのさま。「―した夜陰の墓地」〈木下尚江・良人の自白〉

さと‐ばら【里腹】🔗🔉

さと‐ばら【里腹】 嫁などが実家に帰って、遠慮や気がねをすることなく腹いっぱい食べること。

里腹三日(みつか)🔗🔉

里腹三日(みつか) 里腹のあとは三日も空腹を感じないほどであるということ。

さと‐び【×俚び・里び】🔗🔉

さと‐び【×俚び・里び】 田舎びていること。田舎じみていること。多く、名詞の上に付けて用いる。「―歌」「雅(みやび)と―とのけぢめを」〈玉勝間・一二〉(みや)び。

さとび‐うた【×俚び歌】🔗🔉

さとび‐うた【×俚び歌】 田舎びた歌。いなかうた。俚謡(りよう)

さとび‐ごこち【×俚び心地】🔗🔉

さとび‐ごこち【×俚び心地】里人心地(さとびとごこち)」に同じ。「見知らぬ―には、いかがはかかる人こそ世におはしましけれと」〈能因本枕・一八二〉

大辞泉 ページ 6178