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さり‐とて【然りとて】🔗🔉

さり‐とて【然りとて】 [接]そうだからといって。そうかといって。「悪くはない。―感心するほどの出来映えでもない」

さりとて‐は【然りとては】🔗🔉

さりとて‐は【然りとては】 〔連語〕そうであっても。そうはいっても。「人しげく侍らむを、と聞こゆ。―いとおぼつかなくてやあらむ」〈源・蜻蛉〉(感動・強調の気持ちを込めて)まったく。これはまた。「―一口両舌ナ者ヂャ」〈天草本伊曾保・狼と子を持った女〉

さりとて‐も【然りとても】🔗🔉

さりとて‐も【然りとても】 〔連語〕そうであっても。それにしても。「おのづからうときさまになりゆくを、―絶えず同じ心の変り給はぬなりけり」〈源・浮舟〉

さり‐とは【然りとは】🔗🔉

さり‐とは【然りとは】 [接]そうとは。そういうこととは。「―いっこうに気づかず失礼した」(感動詞的に用いて)なんとまあ。さてさて。「―やさしく情のふかき御かた」〈浮・五人女・四〉

サリドマイド【thalidomide】🔗🔉

サリドマイド【thalidomide】 鎮静・催眠薬の一種。一九五七年に西ドイツで開発。妊娠初期に服用するとあざらし肢症奇形児の出産が多くなることが明らかになり、各国で製造・販売が禁止された。

さり‐とも【然りとも】🔗🔉

さり‐とも【然りとも】 [接]そうであっても。それでも。「この女(め)の童は…もてわづらひ侍り。―、まかりて仰せ事給はむ」〈竹取〉よもや。まさか。「―うち捨てては、え行きやらじ」〈源・桐壺〉

さり‐ながら【然り×乍ら】🔗🔉

さり‐ながら【然り×乍ら】 [接]そうではあるが。しかしながら。「そうもしたい。―現実を無視するわけにもいかない」

さり‐ぬべし【然りぬべし】🔗🔉

さり‐ぬべし【然りぬべし】 〔連語〕《動詞「さり」(ラ変)の連用形+連語「ぬべし」》そうであるはずだ。適当である。「―べき物やあると、いづくまでも求め給へ」〈徒然・二一五〉相当である。身分がよい。「―べからむ人の娘などは」〈枕・二四〉

サリバン【Arthur Seymour Sullivan】🔗🔉

サリバン【Arthur Seymour Sullivan】一八四二〜一九〇〇]英国の作曲家。台本作家ギルバートと組んで多くのコミックオペラを作曲。代表作に「ミカド」など。

大辞泉 ページ 6249