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さる‐に【然るに】🔗🔉

さる‐に【然るに】 [接]そうこうしていると。すると。「―、十二月(しはす)ばかりに、とみのこととて御文(ふみ)あり」〈伊勢・八四〉しかるに。ところが。「土石草木も霊なきはあらずと聞く。―玉川の流れには毒あり」〈読・雨月・仏法僧〉

さる‐にて‐も【然るにても】🔗🔉

さる‐にて‐も【然るにても】 〔連語〕《動詞「さり」(ラ変)の連体形+連語「にて」+係助詞「も」》そうであっても。それにしても。それはそれとしても。「―、かかる事なむと知らせ給ひて」〈源・少女〉

さる‐の‐いきぎも【猿の生き肝】🔗🔉

さる‐の‐いきぎも【猿の生き肝】 世界的に流布している説話の一。病気を治す妙薬といわれる猿の生き肝をとりに竜王から遣わされた海月(くらげ)が、猿をだまして連れ帰る途中で逃げられ、その罰として打たれて骨なしになったという話。

さる‐の‐こしかけ【猿の腰掛・胡眼】🔗🔉

さる‐の‐こしかけ【猿の腰掛・胡眼】 サルノコシカケ科のキノコの総称。一般に多年生。木質で、樹幹に寄生し、半円形の卓状に広がり、木を腐らせる。乾いたものは非常に堅い。観賞用・細工品・薬用などに利用され、種類が多い。《季 秋》

さる‐のぼり【猿×幟】🔗🔉

さる‐のぼり【猿×幟】(くく)り猿をつけたのぼり。祭礼のときなどに立てた。

さる‐は【然るは】🔗🔉

さる‐は【然るは】 [接](前に述べた内容を受けて、さらに説明を加えるときに用いる)それは。それというのも、実は。「いとあはれにかなしう侍るなり。―、おのれが女(むすめ)とも申さじ、いみじううつくしげに侍るなり」〈宇治拾遺・一〇〉それがしかも。そのうえ。「聞き伝ふるばかりの末々は、哀れとやは思ふ。―、跡とふわざも絶えぬれば」〈徒然・三〇〉そうではあるが、実は。しかし、実のところ。「―、かしこにこそよき物は侍らめ」〈宇津保・忠こそ〉

サルパ【Salpa】🔗🔉

サルパ【Salpa】 尾索綱サルパ目の原索動物の総称。体は樽(たる)状や円柱状で透明。世代交代を行い、数個連なって鎖状をなす有性個体から単独で浮遊する無性個体を生じる。暖海性のプランクトンで、回遊魚の天然飼料となる。

さる‐はし【猿橋】🔗🔉

さる‐はし【猿橋】 日本三奇橋の一。山梨県大月市の桂川に架かる橋脚のない木橋で、両岸から突き出した刎木(はねぎ)の上に築かれ、藤づるにつかまって川を渡る猿を見て考案したものと伝えられる。えんきょう。がある町名。もと、甲州街道の宿場町。

大辞泉 ページ 6260