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しのだ‐づま【信太妻】🔗🔉

しのだ‐づま【信太妻】 浄瑠璃・歌舞伎・歌謡などの一系統で、信太の森の白狐(しろぎつね)が葛の葉姫に化けて阿倍保名(あべのやすな)と契り一子をもうけたが、正体を知られて古巣に帰ったという伝説を主題としたもの。浄瑠璃「蘆屋道満大内鑑(あしやどうまんおおうちかがみ)」などがある。信太妻物。

しのたて‐すねあて【×篠立て×脛当て】🔗🔉

しのたて‐すねあて【×篠立て×脛当て】 篠脛当(しのすねあ)

しのだ‐の‐もり【信太の森】🔗🔉

しのだ‐の‐もり【信太の森】 大阪府和泉市の信太山にある森。葛(くず)の葉稲荷があり、信太の狐の伝説地。《歌枕》「時鳥いまや都へいづみなる―の明け方の声」〈新後拾遺・夏〉

しのだ‐まき【信太巻(き)】🔗🔉

しのだ‐まき【信太巻(き)】 《狐の好物という油揚げを使うところから信太の森の狐伝説に結びつけていう》油揚げを袋状にして野菜・魚介類などの具を詰めてかんぴょうで結び、煮て味をつけたもの。

しの‐だれ【×篠垂・×鎬垂】🔗🔉

しの‐だれ【×篠垂・×鎬垂】(かぶと)の八幡座(はちまんざ)から、前後または左右に垂れた筋金。古くは剣形、近世では銀杏形(いちようがた)・蜥蜴頭(とかげがしら)で、銀または白鑞(しろめ)などの装飾がある。しなだれ。

し‐の‐ちょう【使の庁】‐チヤウ🔗🔉

し‐の‐ちょう【使の庁】‐チヤウ 検非違使庁(けびいしちよう)のこと。

しのづか‐りゅう【×篠塚流】‐リウ🔗🔉

しのづか‐りゅう【×篠塚流】‐リウ 日本舞踊の流派の一。文政(一八一八〜一八三〇)のころ、京都の篠塚文三郎が志賀山流・幸若舞(こうわかまい)などを取り入れて創始。明治以後、井上流に押されて衰えた。

しの‐つ・く【×篠突く】🔗🔉

しの‐つ・く【×篠突く】 [動カ五(四)]篠竹を束ねたものが落ちてくるように、細いものが密に激しく飛んでくる。雨の激しく降るさまにいう。「―・く雨」

しの‐づけ【×篠漬(け)・×罧】🔗🔉

しの‐づけ【×篠漬(け)・×罧】柴漬(しばづ)」に同じ。

し‐の‐つづみ【四の鼓】🔗🔉

し‐の‐つづみ【四の鼓】 古代の打楽器の一。雅楽で使われたもので、三の鼓より大型の細腰鼓(さいようこ)

し‐の‐に【四の二】🔗🔉

し‐の‐に【四の二】 二つのさいころを振って、四と二とが同時に出ること。「六」をしゃれていう語。「新井の宿の馬方、本名は六蔵、替へ名は―」〈浄・百日曾我〉

大辞泉 ページ 6877