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しらん‐ぷり【知らん振り】🔗🔉

しらん‐ぷり【知らん振り】 [名]スル《「しらぬふり」の音変化》知っているのに知らないようなそぶりをすること。知らないふり。「―して通り過ぎる」

しり【×尻・×臀・後】🔗🔉

しり【×尻・×臀・後】 [名]人や動物の胴体の後部で、肛門の付近の肉づきの豊かなところ。けつ。おいど。臀部(でんぶ)動く人や物の後ろ。あと。後方。「行進の―について歩く」物事の一番あと。終わりの部分。しまい。最後。「ことばの―」「―から二番目の成績」物の、最も後ろの部分。最後部。「―の切れたわらぞうり」本・末のある長い物の、末の部分。末端。「縄の―を持つ」容器の外側の底の部分。また、果物の底部。「鍋の―」着物の裾。物事や行為の結果。結果として生じた事態。また、事件の余波。とばっちり。「その責任を持ち込んで来る―はなかった」〈徳永・太陽のない街〉◆他の語の下に付いて複合語をつくるときは一般に「じり」となる。〔接尾〕助数詞。矢羽に用いる鳥の羽を数えるのに用いる。尾羽を用いるところからの語。大鷲(おおわし)は一四枚、小鷲は一二枚、鷹(たか)は一〇枚で一尻という。「鷲の羽百―、よき馬三疋」〈義経記・二〉 [下接語](じり)脂尻・糸尻・押っ立て尻・織り尻・仮名尻・川尻・為替尻・勘定尻・木尻・口尻・鞍(くら)尻・交換尻・湖尻・言葉尻・賽(さい)尻・財布尻・鞘(さや)尻・地(じ)尻・瀬尻・台尻・檀(だん)尻・帳尻・月尻・出尻・どん尻・長尻・鍋(なべ)尻・沼尻・半尻・貿易尻・幕尻・眉(まゆ)尻・目尻・矢尻

尻が暖ま・る🔗🔉

尻が暖ま・る 同じ場所に長い間いて、そこに落ち着く。「段々―・ると増長して」〈円朝・真景累ケ淵〉

尻が重・い🔗🔉

尻が重・い めんどうがって、なかなか動こうとしない。また、物事をするのに、動作がにぶい。「何をするのも―・い」

尻が軽・い🔗🔉

尻が軽・い 気軽に物事を始める。また、動作が活発・軽快である。行いが軽々しい。軽はずみである。女性が浮気である。

尻が来る🔗🔉

尻が来る 他から苦情などを持ち込まれる。また、人のした、好ましくない物事の処理が、身に振り掛かってくる。「客をふるので出先からお―来たり」〈秋声・縮図〉

大辞泉 ページ 7731