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いたまし・い【痛ましい・傷ましい】🔗🔉

いたまし・い【痛ましい・傷ましい】 [形]いたま・し[シク]《動詞「いた(痛)む」の形容詞化》目をそむけたくなるほど悲惨である。痛々しい。「―・い交通事故」「―・い姿」迷惑である。「声をかしくて拍子とり、―・しうするものから、下戸ならぬこそ男(をのこ)はよけれ」〈徒然・一〉 [派生]いたましげ[形動]いたましさ[名]

いたま・す【痛ます・傷ます】🔗🔉

いたま・す【痛ます・傷ます】 [動サ五(四)]心に悲しみや苦しみを感じさせる。苦しませる。「心を―・す事件」

いた‐まり【板×毬】🔗🔉

いた‐まり【板×毬】 綿を芯(しん)にして表面は糸をきつく巻いた手毬。板の上など堅い所でつく。「よくかがったねえ、これは―かえ」〈滑・浮世風呂・三〉

いたみ【痛み・傷み】🔗🔉

いたみ【痛み・傷み】 病気や傷などによる肉体的な苦しみ。「腰に―が走る」「傷の―」精神的な苦しみ。悩み。悲しみ。「胸の―をいやす」(傷み)器物などの損傷。破損。「家の―がひどい」(傷み)食物、特に果実などの腐敗。「―が早い果物」

いたみ【伊丹】🔗🔉

いたみ【伊丹】 兵庫県南東部の市。「丹醸の美酒」と称されてきた清酒の産地。隣り合う大阪府豊中市との間に大阪国際空港がある。人口一八・六万。

いたみ‐い・る【痛み入る・傷み入る】🔗🔉

いたみ‐い・る【痛み入る・傷み入る】 [動ラ五(四)]相手の手厚い配慮・好意などに対して、深く感じいる。恐縮する。やや皮肉をこめていうときにも用いる。「御親切―・ります」「此挨拶には―・って返事が出来なかった」〈漱石・坊っちゃん〉

いたみ‐ざけ【×丹酒】🔗🔉

いたみ‐ざけ【×丹酒】 伊丹地方で産する酒。江戸時代から最上酒とされた。伊丹諸白(いたみもろはく)

いたみ‐どめ【痛み止め】🔗🔉

いたみ‐どめ【痛み止め】 痛みを和らげ、止める薬。鎮痛剤。

いたみ‐ふう【×丹風】🔗🔉

いたみ‐ふう【×丹風】 元禄(一六八八〜一七〇四)ごろの俳諧の一派。また、その俳風。伊丹の池田宗旦(いけだそうたん)を祖とする。談林派の流れをくみ口語・俗語を駆使し、新奇な着想による表現が特色。上島鬼貫(うえじまおにつら)もその一人。

いたみ‐まんさく【伊丹万作】🔗🔉

いたみ‐まんさく【伊丹万作】一九〇〇〜一九四六]映画監督・脚本家。愛媛の生まれ。皮肉と諧謔(かいぎやく)に富んだ作風で、時代劇に近代的感覚をもたらした。代表作は「国士無双」「赤西蠣太」など。脚本に「無法松の一生」。

大辞泉 ページ 877