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いたみ‐もろはく【×諸白】🔗🔉

いたみ‐もろはく【×諸白】 伊丹酒」に同じ。「津の国、―を作りはじめて家久しく」〈浮・織留〉「伊丹」に「痛み」をかけて、「痛み入る」をしゃれて言うときの語。「これは御礼で、―」〈洒・辰巳之園〉

いたみ‐わけ【痛み分け】🔗🔉

いたみ‐わけ【痛み分け】 相撲で、取組中に一方が負傷したために勝負を引き分けとすること。転じて、けんかや議論などで双方ともかなりの痛手をこうむったまま結着をつけないこと。

いた・む【悼む】🔗🔉

いた・む【悼む】 [動マ五(四)]《「痛む」と同語源》人の死を悲しみ嘆く。「恩師の死を―・む」

いた・む【痛む・傷む】🔗🔉

いた・む【痛む・傷む】 [動マ五(四)]病気や傷などのために、からだに痛みを覚える。痛くなる。「下腹が―・む」「のどがひりひり―・む」心に痛いほどの悲しみや苦しみを感じる。せつなく悩む。「遺族の気持ちを思うと胸が―・む」(傷む)器物・建物などが、傷ついたり損なわれたりする。「靴が―・む」「本が―・む」「屋根が―・んで雨漏りする」(傷む)食物が傷ついたり腐ったりして悪くなる。「生物(なまもの)が―・む」「―・んだ牛乳」金銭に関して痛手をこうむる。損をする。「懐が―・む」迷惑に思う。苦痛に感じる。「いたう―・む人の、強ひられて少し飲みたる」〈徒然・一七五〉[動マ下二]「いた(痛)める」の文語形。 [用法]いたむ・うずく――「歯が痛む(うずく)」「傷口がいたむ(うずく)」の場合は相通じて用いるが、「下痢をして腹が痛む」のような場合にはあまり「うずく」は用いない。「古傷がうずいてならない」のように、ずきずきと脈打つような痛みを感じる場合には「うずく」を用いる。◇「心がいたむ(うずく)」のように、比喩的な使い方でも両語とも用いうるが、「後悔の念がうずく」のように、過ぎた事を悔んだり後ろめたく思ったりする心の苦しみには、「うずく」を用いることが多い。 [類語]うずく・ずきずきする・しくしくする・ちくちくする・ひりひりする・ひりつく・しみる・差し込む/傷つく・損ずる・損傷する・毀損(きそん)する・汚損する・損耗する・磨損する

大辞泉 ページ 878