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滄浪の水清(す)まば以(もつ)て我が纓(えい)を濯(あら)うべし🔗🔉

滄浪の水清(す)まば以(もつ)て我が纓(えい)を濯(あら)うべし 《「楚辞」漁父から。このあとに、濁っているときは足を洗おうの意の文が続く》滄浪の水の流れがきれいなときは冠のひもを洗おう。何事も時勢のなりゆきに任せるべきであることをいったもの。

そう‐ろう【層楼】🔗🔉

そう‐ろう【層楼】 幾階もある高い楼閣。

そうろ・う【候ふ】さうらふ🔗🔉

そうろ・う【候ふ】さうらふ [動ハ四]《「さぶらう」の音変化》身分の高い人のそばに控える。伺候する。「鈴の綱のへんに、布衣(ほうい)の者の―・ふは何者ぞ」〈平家・一〉「ある」「いる」の丁寧語。対話や消息に用い、聞き手に対し、言葉遣いを丁重・丁寧に表現する。ございます。あります。「これなる磯(いそ)べに様(やう)ありげなる松の―・ふ」〈謡・松風〉自己の存在をいう場合に、へりくだる気持ちをこめたり、重々しく表そうとする気持ちを含めたりする。おります。「いろをし、ここに―・ふ」〈徒然・一一五〉(補助動詞)形容詞の連用形や断定の助動詞「なり」の連用形「に」などに付く。「…である」の意の丁寧語。後世は候文として、重々しく表現する消息文などに多く用いられた。…でございます。「何事にて―・ふぞ」〈謡・松風〉他の動詞の連用形に付いて、その動作を丁寧に、また、重々しく表現する。これも候文に多用された。…ます。「国へ帰りて早一月にも相成り―・う」〈藤村・家〉「聞こえ―・ふ名馬を見―・はばや」〈平家・四〉◆現代でも、時に候文の重々しい口調を利用して、冷やかすような表現として用いることがある。「若い者は、仕事は楽なほうがいいの、転勤はいやでそうろうのと、勝手なことばかり言う」などはこの例。鎌倉初期ごろ「さぶらふ」から変化したが、平家物語では男性が「さうらふ」を、女性は「さぶらふ」を用いている。

そう‐ろう【××踉】サウラウ🔗🔉

そう‐ろう【××踉】サウラウ [ト・タル][形動タリ]足もとがしっかりせず、よろめくさま。「―と椅子から立ち上った」〈芥川・山鴫〉

ぞうろ・う【候ふ】ざうらふ🔗🔉

ぞうろ・う【候ふ】ざうらふ 〔連語〕《断定の助動詞「なり」の連用形に、補助動詞「そうろう」の付いた「にそうろう」の音変化》…であります。…でございます。「身をまったうして敵を滅ぼすをもって、よき大将軍とはする―・ふ」〈平家・一一〉

大辞泉 ページ 8840