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いち‐えん【一円】‐ヱン🔗🔉

いち‐えん【一円】‐ヱン [名](かなり広い範囲の場所を表す語に付いて)ある地域全体。一帯。全域。「勢力が関東―に及ぶ」日本の貨幣単位。→円[副]残らず。すべて。「河口庄をば―に家中の料所にぞなしたりける」〈太平記・三九〉(あとに打消しの語を伴って)少しも。まったく。「男―同心せず」〈浮・武家義理・五〉

いちえん【一円】イチヱン🔗🔉

いちえん【一円】イチヱン 無住道暁(むじゆうどうぎよう)の号。

いちえんいちげん‐せつ【一円一元説】イチヱンイチゲン‐🔗🔉

いちえんいちげん‐せつ【一円一元説】イチヱンイチゲン‐ 二宮尊徳の世界観の根本思想。すべての事物は一つの根源から発生し、分化・発展して現在の無数の姿になっているという考え方。

いちえんき‐さん【一塩基酸】🔗🔉

いちえんき‐さん【一塩基酸】 一分子中に他の陽イオンと交換できる水素イオンが一個ある酸。硝酸・塩酸など。

いちえん‐ちぎょう【一円知行】イチヱンチギヤウ🔗🔉

いちえん‐ちぎょう【一円知行】イチヱンチギヤウ 中世、荘園のすべての権利を一人の支配者が所有している状態。一円領知。

いち‐おう【一応】‐オウ・【一往】‐ワウ🔗🔉

いち‐おう【一応】‐オウ・【一往】‐ワウ [名]一度。一回。「―も二応も」「今―篤(とく)と考えて見まして」〈二葉亭・浮雲〉一度行くこと。「―の新賓なれば感思おさへがたし」〈海道記・序〉[副]十分ではないが、ひととおり。大略。「これで―でき上がりだ」ほぼそのとおりと思われるが、念のために。「―見直しましょう」◆本来は「一往」と書く。

いちおんいちぎ‐せつ【一音一義説】🔗🔉

いちおんいちぎ‐せつ【一音一義説】 五十音図の各音は、それぞれ固有の意味を持っているとする説。橘守部(たちばなもりべ)らが唱えた。音義説。

いち‐が【一河】🔗🔉

いち‐が【一河】 ひとすじの川。また、同じ川。

一河の流れを汲(く)むも他生(たしよう)の縁🔗🔉

一河の流れを汲(く)むも他生(たしよう)の縁 同じ流れの水を汲むというような、ちょっとした人間関係も、みな前世からの因縁によるものである。一樹の陰(かげ)一河の流れも他生の縁。

いち‐がい【一概】🔗🔉

いち‐がい【一概】 [名・形動]無理に自分の意志を通すこと。強情なこと。また、そのさま。「まあ、あなたのような―な考え方をなさる人もないものですわ」〈倉田・出家とその弟子〉

大辞泉 ページ 889