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候べく候(そろ)🔗🔉

候べく候(そろ) そうろう(候)」に同じ。女性の手紙に多く用いられた。「さてさて無沙汰に思ひまゐらせ―とも書いてやれ」〈松の葉・三〉を適当に崩して書いて通用させたところから》いいかげんにすること。やりっぱなしにすること。「日切りまでは―の揚げづめ」〈浮・御前義経記・六〉

ゾロアスター‐きょう【ゾロアスター教】‐ケウ🔗🔉

ゾロアスター‐きょう【ゾロアスター教】‐ケウ 《Zoroaster》古代イランのゾロアスターを開祖とする宗教。彼の生存年代は不明であるが、前七世紀中ごろから前六世紀後半とする説が有力。聖典「アベスター」によると、宇宙の歴史は、善神アフラ=マズダーと暗黒の神アングラ=マイニュ(アフリマン)との闘争であり、最終的には善神が勝利し、最後の審判と全世界の浄化ののち、新しい完全な世界を確立するとする。祭壇の聖火を善神の象徴とするので、拝火教ともいわれる。中国には南北朝のころに伝わり、(けんきよう)と呼ばれ、唐代に盛行。ササン朝ペルシアはこれを国教としたが、七世紀イスラム教徒の征服によって衰微。多くの信徒は、インドに逃れた。現在も、インドの西海岸ボンベイを中心に信者がおり、パールシーparseeと呼ばれる。マズダ教。

そろい【×揃い】そろひ🔗🔉

そろい【×揃い】そろひ [名]そろっていること。欠けたところがないこと。また、そのもの。「全巻―の文学全集」衣服の色や柄などが同じであること。「帽子と―のマフラー」〔接尾〕助数詞。ひと組になっているものを数えるのに用いる。「百科事典ひと―」《連濁により「ぞろい」とも》名詞に付いて、全体がそればかりであることを表す。「秀才―」「力作―」

そろい‐ぶみ【×揃い踏み】そろひ‐🔗🔉

そろい‐ぶみ【×揃い踏み】そろひ‐ 相撲で、中入り後に幕内の全力士が土俵上に並んで正面に向かい、四股(しこ)を踏むこと。特別の場合に行われる。三役揃(そろ)い踏み

そ‐ろう【粗×陋・××陋】🔗🔉

そ‐ろう【粗×陋・××陋】 [名・形動]粗野でいやしいこと。また、そのさま。「甚だ―にして完全ならざれども」〈中村訳・西国立志編〉

大辞泉 ページ 8991