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たてり‐そうけい【立入宗継】🔗🔉

たてり‐そうけい【立入宗継】一五二八〜一六二二]安土桃山時代の京都の金融業者。宮廷の御倉職(みくらしき)に任ぜられ、正親町(おおぎまち)天皇の命で織田信長の上洛を促した。

た・てる【立てる】🔗🔉

た・てる【立てる】 [動タ下一]た・つ[タ下二]ある場所にものを縦にして位置させる。起き立った状態にする。「書棚に本を―・てる」長いものを直立させて据える。「煙突を―・てる」「屏風(びようぶ)を―・てる」とがったものを刺し込む。「猫がつめを―・てる」突き上がった形のものをつくる。「けばを―・てる」「角を―・てる」座ったり横になったりしているものを起こす。「片ひざを―・てる」「襟を―・てる」ある現象や作用を目立たせたり生じさせたりする。煙や蒸気などを立ちのぼらせる。「湯気を―・てる」風・波などを起こす。「白波を―・てて走る」人を差し向ける。出発させる。「使いを―・てる」表明した決意で身を律する。「誓いを―・てる」「願を―・てる」(「閉てる」とも書く)戸や障子をしめる。「ぴったり襖(ふすま)を―・てる」ある立場や状況に置く。「間に人を―・てて交渉する」重要な役目・地位につかせる。「証人に―・てる」「候補に―・てる」高位につかせる。「后に―・てる」度合いを強めて、明らかにする。はっきり耳目に認められるようにする。「足音を―・てる」世に知れ渡らせる。「浮き名を―・てる」事物や状態を新たにつくり仕立てる。物事を新たにつくり示す。「新記録を―・てる」「学説を―・てる」目標などを考え定める。「見通しを―・てる」「対策を―・てる」縦目の線をつくり示す。「髪に櫛目を―・てる」盛んに気泡を生じさせる。「泡を―・てる」湯などを沸かす。「風呂を―・てる」(「点てる」とも書く)抹茶に湯を注いでまぜ合わせる。「お薄を―・てる」感情を高ぶらせる。「腹を―・てる」注意を向ける。「聞き耳を―・てる」物事を好ましい形で成り立たせたり維持させたりする。目的にかなって使用価値のあるものとする。「役に―・てる」損なわずに保つ。「顔を―・てる」「暮らしを―・てる」世間に認められた存在とする。「文学で身を―・てる」すぐれたものとして尊重する。「年長者を―・てる」矛盾なく認められるようにする。道理・順序を正しくする。「筋道を―・てて話す」(「経てる」とも書く)時を経過させる。月日を過ごす。「愛妻(つま)のことを思い悩んでわびしい月日を―・てて来た」〈近松秋江・青草〉進行をとめて、そのままの状態におく。「もとの位置に馬車を―・てて待っていた」〈大仏・地霊〉鳥などを飛び立たせる。「朝狩(あさがり)に五百(いほ)つ鳥―・て夕狩に千鳥踏み―・て」〈万・四〇一一〉動詞の連用形に付いて、物事を盛んに行う意を表す。「書き―・てる」「騒ぎ―・てる」 [下接句]青筋を立てる・頭から湯気を立てる・異を立てる・伺いを立てる・我(が)を立てる・顔を立てる・角(かど)を立てる・聞き耳を立てる・義理を立てる・煙を立てる・後家を立てる・志を立てる・情(じよう)を立てる・世間の口に戸は立てられぬ・茶を立てる・腹を立てる・人の口には戸が立てられない・人を立てる・身を立てる・操(みさお)を立てる・耳を立てる・目に角を立てる・目くじらを立てる

大辞泉 ページ 9413