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たゆう‐ご【夫子】タイフ‐🔗🔉

たゆう‐ご【夫子】タイフ‐ 将来、立女方(たておやま)となるべき素質のある歌舞伎の年少俳優。たゆうこ。「容貌(かたち)も人にすぐれて―にもなるべきものと思ひしに」〈浮・胸算用・四〉

たゆう‐しょく【夫職】タイフ‐🔗🔉

たゆう‐しょく【夫職】タイフ‐ 大夫の位の遊女。最高級の遊女。

たゆう‐だな【夫棚】タイフ‐🔗🔉

たゆう‐だな【夫棚】タイフ‐ 江戸時代の劇場で、浄瑠璃の太夫と三味線弾きが座って、浄瑠璃を演奏した所。床(ゆか)

たゆう‐もと【夫元】タイフ‐🔗🔉

たゆう‐もと【夫元】タイフ‐ 演劇・演芸などの興行責任者。本来は役者全体を監督する者をいった。江戸では座元が兼ねた。

たゆ‐げ【×弛げ・×懈げ】🔗🔉

たゆ‐げ【×弛げ・×懈げ】 [形動][ナリ]疲れてぐったりしたさま。だるそうなさま。「―に頬杖をついている」

たゆたい【揺蕩い・猶予い】たゆたひ🔗🔉

たゆたい【揺蕩い・猶予い】たゆたひ たゆたうこと。「梢の―」「気持ちの―」

たゆた・う【揺蕩う・猶予う】たゆたふ🔗🔉

たゆた・う【揺蕩う・猶予う】たゆたふ [動ワ五(ハ四)]ゆらゆらと揺れ動いて定まらない。「波間に小舟が―・う」気持ちが定まらずためらう。心を決めかねる。「強悪非道の曲物(くせもの)も女と見て少し―・う内に」〈鉄腸・花間鶯〉

たゆみ【×弛み】🔗🔉

たゆみ【×弛み】 たゆむこと。緊張がゆるむこと。油断。「―もなく励む」

たゆみ‐な・い【×弛み無い】🔗🔉

たゆみ‐な・い【×弛み無い】 [形]たゆみな・し[ク]心のゆるむことがない。なまけない。とだえることがない。「―・い努力」

たゆ・む【×弛む】🔗🔉

たゆ・む【×弛む】 [動マ五(四)](ふつう、打消しの語を伴って用いる)緊張がゆるむ。油断する。なまける。「倦(う)まず―・まず励む」勢いが弱まる。「たぐへくる松の嵐や―・むらむ尾上にかへるさをしかの声」〈新古今・秋下〉疲れる。くたびれる。「足―・めば、この児を肩に乗せ背に負うて」〈太平記・二〉張ったものがたるむ。ゆるむ。「糸ガ―・ム」〈日葡〉[動マ下二]気持ちをほぐす。油断させる。「御物の怪の―・めけるにや」〈源・夕霧〉

大辞泉 ページ 9511