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いっ‐こう【一口】🔗🔉

いっ‐こう【一口】 一つの口。同じ口。また、一人の人。いっく。刀剣や口のあいている器物の一つ。「蝋塗の晃(きら)めく―の短刀なり」〈紅葉・金色夜叉〉同じように口をそろえて言うこと。「お家の柱をかぶりくらふ佞人(ねいじん)と、此の和田兵衛を―の、御挨拶こそ心外なれ」〈浄・源頼家源実朝鎌倉三代記〉ひとくち。「―の食」〈地蔵菩薩霊験記・五〉

一口に出(い)ずるが如(ごと)し🔗🔉

一口に出(い)ずるが如(ごと)し 《「韓非子」内儲説から》大勢の人の言うことが一人の口から出たように同じであること。異口同音。

いっ‐こう【一向】‐カウ🔗🔉

いっ‐こう【一向】‐カウ [名]「一向宗(いつこうしゆう)」の略。[副](「一向に」の形で用いる)全然。まったく。「何を言われても―に動じない」(あとに打消しの語を伴って)ちっとも。少しも。「―に存じません」「服装には―に構わない」ひたすら。いちずに。「その儀では候はず、―御一家の御上とこそ承り候へ」〈平家・二〉いっそのこと。むしろ。「さもなくば―に時宗が首討って」〈浄・大磯虎〉[形動][ナリ]《近世江戸語》話にならないほどひどいさま。全くひどいさま。「今日は―なものさ。この腹ぢゃあ飲めやせん」〈洒・通気粋語伝〉

いっ‐こう【一考】‐カウ🔗🔉

いっ‐こう【一考】‐カウ [名]スル一度考えてみること。「―を要する」「―する余地がある」

いっ‐こう【一行】‐カウ🔗🔉

いっ‐こう【一行】‐カウ 一緒に行く人々。同じ行動をする人々。「選手団―」ひとつらなり。一列。「―の雁」一つの行い。「―失すれば百行(はつこう)ともに傾く」「一言―」書面一通。特に許可・借用などの証拠となる文書一通。いちぎょう。「各五千石の―を頂戴せしめ」〈太閤記・六〉

いっ‐こう【一更】‐カウ🔗🔉

いっ‐こう【一更】‐カウ 初更(しよこう)

いっ‐こう【一校】‐カウ🔗🔉

いっ‐こう【一校】‐カウ 一つの学校。学校全体。一回の校正。また、一回目の校正。初校。

大辞泉 ページ 955