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いっこう‐いっき【一向一×揆】イツカウ‐🔗🔉

いっこう‐いっき【一向一×揆】イツカウ‐ 室町・戦国時代に近畿・北陸・東海地方に起こった一向宗(浄土真宗)門徒の一揆。僧侶、門徒の農民を中心に、名主・地侍が連合して、守護大名・荘園領主と戦った。加賀一揆のように一国を支配したものもあったが、天正八年(一五八〇)の本願寺に対する織田信長の石山合戦を最後に幕を閉じた。

いっこう‐さんぞん【一光三尊】イツクワウ‐🔗🔉

いっこう‐さんぞん【一光三尊】イツクワウ‐ 中尊と両脇侍(きようじ)の三尊仏が一つの舟形光背を負う仏像の形式。法隆寺金堂釈迦三尊像などにみられる。

いっこう‐しき【一向式】イツカウ‐🔗🔉

いっこう‐しき【一向式】イツカウ‐ [形動][ナリ]《「しき」は副助詞》まさにその状態そのものであるさま。まったく。まるっきり。「此娘(このこ)はズー体ばかり大くッても―なお懐(ぽつぽ)だもんだから」〈二葉亭・浮雲〉

いっこう‐しゅう【一向宗】イツカウ‐🔗🔉

いっこう‐しゅう【一向宗】イツカウ‐ 《一向(ひたすら)に阿弥陀仏を念ずる宗派の意から》浄土真宗。主として他宗派からの呼び名。一向一念宗。門徒宗。

いっこう‐せんじゅ【一向専修】イツカウ‐🔗🔉

いっこう‐せんじゅ【一向専修】イツカウ‐ ひたすら一つの修行、とりわけ念仏に励むこと。

いっこう‐せんねん【一向専念】イツカウ‐🔗🔉

いっこう‐せんねん【一向専念】イツカウ‐ ひたすら念仏すること。「ただ一念、仏になるを―といふなり」〈一遍上人語録・下〉

いっこう‐りょうぜつ【一口両舌】‐リヤウゼツ🔗🔉

いっこう‐りょうぜつ【一口両舌】‐リヤウゼツ [名・形動]前に言ったことと、あとで言うこととが違うこと。また、そのさま。二枚舌。「サリトテハ―ナモノヂャ」〈天草本伊曾保・狼と子を持った女〉

いっ‐こく【一刻】🔗🔉

いっ‐こく【一刻】 [名]わずかな時間。瞬時。「―を争う」「―も早く」昔の時間で、一時(ひととき)の四分の一。今の約三〇分間。→刻[名・形動]頑固でわがままなこと。また、そのさま。「―な老人」せっかちで、何かというとすぐ怒ること。また、そのさま。「―な所(とこ)と田町の床(とこ)でゆひ」〈柳多留・一四〉◆は、「一国」「一克」「一剋」などとも書く。 [派生]いっこくさ[名]

いっ‐こく【一国】🔗🔉

いっ‐こく【一国】 一つの国。一か国。その国全体。国じゅう。全国。「―をあげて歓迎する」一刻

大辞泉 ページ 956