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ちと‐も【×些とも】🔗🔉

ちと‐も【×些とも】 [副]「ちっとも」に同じ。「―法則規律を知らざる自然の才子に劣りつべし」〈逍遥・小説神髄〉

ち‐どり【千鳥・×鵆】🔗🔉

ち‐どり【千鳥・×鵆】 チドリ目チドリ科の鳥の総称。約六〇種が南極を除く世界中に分布。くちばしは短く、足の指はふつう三本。海岸や河原で、少し歩いては地をつついてえさをとる。イルカチドリ・シロチドリ・ケリ・コチドリなど。《季 冬》「星崎の闇を見よとや啼く―/芭蕉」たくさんの鳥。いろいろの鳥。ももどり。ももちどり。「夕狩りに―踏み立て追ふごとに」〈万・四〇一一〉

ちどり【千鳥】🔗🔉

ちどり【千鳥】 狂言。太郎冠者が、千鳥を捕らえるまねや津島祭の話などをして酒屋の亭主の目をごまかし、酒樽(さかだる)を取って逃げる。

ちどり‐あし【千鳥足】🔗🔉

ちどり‐あし【千鳥足】 千鳥の歩くように、足を左右に踏み違えて歩くこと。特に、酒に酔ってふらふらと歩くこと。また、その足つき。「―で帰る」馬の足並みが千鳥の飛ぶ姿のようであること。一説に、その馬の足並みの音が千鳥の羽音に似ているところからともいう。「―を踏ませて、小路を狭しと歩ませらる」〈太平記・一二〉

ちどり‐かがり【千鳥×縢り】🔗🔉

ちどり‐かがり【千鳥×縢り】千鳥掛け」に同じ。

ちどり‐がけ【千鳥掛(け)】🔗🔉

ちどり‐がけ【千鳥掛(け)】 糸を斜めに交差させるかがり方。ほつれるのを防ぐために布の端に用いる。(ひも)・糸などを斜めに打ち違えること。左・右と交互にすること。

ちどり‐が‐ふち【千鳥ヶ淵】🔗🔉

ちどり‐が‐ふち【千鳥ヶ淵】 東京都千代田区、皇居北西側にある旧江戸城内堀の一部。戦没者墓苑がある。桜の名所。

ちどり‐ごうし【千鳥格子】‐ガウシ🔗🔉

ちどり‐ごうし【千鳥格子】‐ガウシ 千鳥が連なって飛んでいるように見える形の格子柄。ハウンドツース。

ちどり‐そう【千鳥草】‐サウ🔗🔉

ちどり‐そう【千鳥草】‐サウ ラン科の多年草。中部以北の高山に自生し、高さ三〇〜五〇センチ。根は厚く手のひら状に分かれている。葉は広い線形。夏、淡赤紫色の花を穂状につける。てがたちどり。《季 夏》

大辞泉 ページ 9706