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いっ‐ぽう【一方】‐パウ🔗🔉

いっ‐ぽう【一方】‐パウ [名]一つの方面。一つの方向。「―が海に面する町」「―交通」二つあるうちの一つ。片方。「―の足に体重をかける」「―の意見だけでは決められない」(副助詞的に用いて)もっぱらその方向・方面にかたよること。…するばかり。だけ。「太る―」「蓄える―の人」(接続助詞的に用いて)…する反面。…と同時に。「根気強い―、短気なところもある」[接]関連するもう一つのほうについて言うと。話かわって。「君は渡したという。―、彼は受け取っていないという」→片方[用法]

いっ‐ぽう【一法】🔗🔉

いっ‐ぽう【一法】 (‐パフ)一つの方法。「相談してみるのも―だ」(‐ポフ)仏語。一つのもの。一つの存在。また、唯一絶対の真実としての涅槃(ねはん)

いっ‐ぽう【一報】🔗🔉

いっ‐ぽう【一報】 [名]スル一度告げ知らせること。ちょっと告げ知らせること。簡単な知らせ。「とりあえず御―ください」最初の知らせ。第一報。「現場から―が届く」

いっぽう‐ぐち【一方口】イツパウ‐🔗🔉

いっぽう‐ぐち【一方口】イツパウ‐ 一方にだけ設けられた出入り口。二者のうちの一方だけの言い分。「僕はこんな重大な事を―で判断したくはありませんから」〈有島・或る女〉

いっぽう‐こうい【一方行為】イツパウカウヰ🔗🔉

いっぽう‐こうい【一方行為】イツパウカウヰ 単独行為

いっぽう‐つうこう【一方通行】イツパウツウカウ🔗🔉

いっぽう‐つうこう【一方通行】イツパウツウカウ 車両などの通行を道路の一方向に限って許すこと。一方交通。ある一方からの伝達が行われて、その逆の伝達が行われないこと。「話が―だ」

いっぽう‐てき【一方的】イツパウ‐🔗🔉

いっぽう‐てき【一方的】イツパウ‐ [形動]一方だけに偏るさま。「―な勝利」相手を考慮しないで自分の側の都合だけによるさま。「―な契約条件」「―通告」

いっぽう‐の‐ど【一×抔の土】🔗🔉

いっぽう‐の‐ど【一×抔の土】 《「史記」張釈之伝から》手ですくえるだけのわずかな土。墳墓。

いっ‐ぽん【一本】🔗🔉

いっ‐ぽん【一本】 細長い物一つ。また、電話・手紙などについてもいう。「―の便りもない」→本(ほん)一冊または一部の書物。ある書物。異本。別の本。「―に曰(いわ)く」柔道・剣道などで、完全に技が一つ決まること。転じて、相手をやり込めること。「これは―取られたな」(名詞に付いて)そのことだけに、目標や態度などを絞ること。いっぽんやり。「芸―に生きる」「進学―にしぼる」それ一つだけで独立しうる状態であること。特に、一人前になった芸者。→半玉(はんぎよく)とっくりに入った酒。「―つける」銭一〇〇枚をつないだ銭差(ぜにさし)一つ。一文銭で一〇〇文、四文銭で四〇〇文。「―づつも取らねば勘定に合ふもんぢゃあねえ」〈黄・即席耳学問〉同じ仲間。一味。ぐる。「おのれが弟の伝三郎、今迄おのれら―と思ひしに」〈浄・卯月の紅葉〉 [アクセントはイッポン、はイッポン。

大辞泉 ページ 996