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ない‐しょ【内緒・内△証・内所】🔗🔉

ない‐しょ【内緒・内証・内所】 《「ないしょう(内証)」の音変化》ないしょう(内証)」に同じ。「―の話」「―にする」ないしょう(内証)」に同じ。ないしょう(内証)」に同じ。「ですがね、花魁、余り我儘ばかりなさると、私が御―で叱られますよ」〈柳浪・今戸心中〉

ない‐しょう【内証】🔗🔉

ない‐しょう【内証】 仏語。自己の心の内で真理を悟ること。内面的な悟り。表向きにせず、内々にしておくこと。外部には隠しておくこと。また、そういう意向。内密。ないしょ。「―にてのお掛合いも愈(いよいよ)手切と相成り候間」〈芥川・糸女覚え書〉「商売の元手をとらすべしと、この―を両方へ聞かせしに」〈浮・桜陰比事・五〉表向きでないところ。奥の間。特に、勝手、台所。また、そのやりくり。内々の経済状態。家の暮らし向き。ないしょ。「―は火の車だ」「―より内儀声を立てて」〈浮・諸国ばなし・一〉遊女屋の、主人のいる所。また、主人。ないしょ。「―の千臆(ちおく)さんへ…伝言をたのまれやしたから」〈魯文・安愚楽鍋〉内輪の事情。内々のようす。内情。「扇風かたへ参りて―を吹き込みければ」〈浮・禁短気・一〉他人の妻を敬っていう語。内室。「塩冶が―顔世の頼み」〈浄・忠臣蔵〉内輪の者。みうち。親族。「世間、―ともに心を付けぬるかはゆさに」〈浮・一代男・六〉

ないしょう‐ちょう【内証帳】‐チャウ🔗🔉

ないしょう‐ちょう【内証帳】‐チャウ 私的な事柄が書いてある帳面。「玉川千之丞―の事」〈浮・男色大鑑・五〉

ないしょう‐むき【内証向き】🔗🔉

ないしょう‐むき【内証向き】 家計に関すること。勝手向き。「―はいざ知らず、福々しくぞ見えし」〈滑・古朽木〉

ないしょう‐よし【内証善し】🔗🔉

ないしょう‐よし【内証善し】 財政状態がよいこと。また、その人。「利発なる商人あり。―と世間の見立て違はず」〈浮・桜陰比事・三〉

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