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広辞苑の検索結果 (7)

ない‐しょう【内証】🔗🔉

ない‐しょう内証】 ①〔仏〕自らの心のうちで真理を悟ること。内心の悟り。沙石集2「真実の―は同じと言へども、因は深く果は浅し」 ②内にもっている考え。内心。本心。内意。天草本平家物語「天道の御―にもそむきまゐらせられうずる」 ③表向きにせず、内々にすること。内緒ないしょ。内密。秘密。「―遊び」「―借り」「―事」 ④内々の都合。内々の様子。好色一代男8「唯今御―聞かしましたが」 ⑤奥向き。勝手向き。 ⑥妻または妾。 ⑦身うち。うちわ。うちうち。 ⑧一家の財政。暮し向き。「―は苦しい」 ⑨遊女屋で、主人の居間あるいは帳場。また、主人をもいう。内所ないしょ。 ⑩他人の妻の尊敬語。浄瑠璃、仮名手本忠臣蔵「塩冶が―かほよの頼み」 ⇒ないしょう‐ごと【内証事】 ⇒ないしょう‐ちょう【内証帳】 ⇒ないしょう‐てだい【内証手代】 ⇒ないしょう‐ま【内証間】 ⇒ないしょう‐むき【内証向き】 ⇒ないしょう‐よし【内証善し】

ないしょう‐ごと【内証事】🔗🔉

ないしょう‐ごと内証事】 (ナイショゴトとも) ①人に秘密にすること。隠しごと。 ②世帯向きのこと。家計。好色一代男5「無常咄し、―、万よろず人さまの気をとる事ぞかし」 ⇒ない‐しょう【内証】

ないしょう‐ちょう【内証帳】‥チヤウ🔗🔉

ないしょう‐ちょう内証帳‥チヤウ 内証ごとを記した帳面。秘密事項の覚えがき。 ⇒ない‐しょう【内証】

ないしょう‐てだい【内証手代】🔗🔉

ないしょう‐てだい内証手代】 一家の家計の方を切り回す手代。↔商あきない手代。 ⇒ない‐しょう【内証】

ないしょう‐ま【内証間】🔗🔉

ないしょう‐ま内証間】 内証事に用いる部屋。 ⇒ない‐しょう【内証】

ないしょう‐むき【内証向き】🔗🔉

ないしょう‐むき内証向き】 内証に関する方面。奥向き。暮し向き。 ⇒ない‐しょう【内証】

ないしょう‐よし【内証善し】🔗🔉

ないしょう‐よし内証善し】 暮し向きのよいこと。内福。また、その人。 ⇒ない‐しょう【内証】

大辞林の検索結果 (7)

ない-しょ【内緒・内証】🔗🔉

ない-しょ [3][0] 【内緒・内証】 〔「ないしょう(内証)」の転。「内所」とも書いた〕 (1)表向きにせず,こっそりすること。秘密。内密。「―で外出する」 (2)うちわの事情。特に,暮らし向き。家計。「―は苦しい」 (3)表向きでない場所。奥向きのところ。特に,台所。勝手。「―へ行て火のまはりよくよく見れども/咄本・昨日は今日」 (4)遊女屋の主人。また,その居間。「―へ行て三弦(ネコ)を一挺(イツチヨウ)かりこんでくんせえな/西洋道中膝栗毛(魯文)」

ないしょ-ごと【内緒事・内証事】🔗🔉

ないしょ-ごと [0][5] 【内緒事・内証事】 秘密のこと。隠し事。ないしょうごと。

ないしょ-ばなし【内緒話・内証話】🔗🔉

ないしょ-ばなし [4] 【内緒話・内証話】 人に知れないように,こっそりする話。内密の話。ないしょうばなし。「―をするな」

ない-しょう【内証】🔗🔉

ない-しょう [3][0] 【内証】 (1)仏教で,自分の心のうちで真理を悟ること。また,心の中で体験する悟り。内心の悟り。 (2)「ないしょ(内緒){(1)}」に同じ。「今,目の前でいただくも,―にて状でいただくも,同し事と/浮世草子・一代男 7」 (3)「ないしょ(内緒){(2)}」に同じ。「おもては立派で―はくるしい/黄表紙・金生木」 (4)「ないしょ(内緒){(3)}」に同じ。「―より内儀声を立て/浮世草子・諸国はなし 1」 (5)「ないしょ(内緒){(4)}」に同じ。「あれ程うつくしきはまたもなきに,天神になしけるは―に悪き事のありや/浮世草子・一代女 2」 (6)表向きにしないで,内々にしてある考えや意向。「御―にかなふ事をつとめらるるごとく/どちりなきりしたん」 (7)他人の妻妾を敬っていう語。内室。「御亭主はまだか。御―は/洒落本・遊子方言」 (8)身内(ミウチ)。親族。「私は―の者でござる/狂言記・鱸庖丁」

ないしょう-ごと【内証事】🔗🔉

ないしょう-ごと [0][6] 【内証事】 「ないしょごと(内緒事)」に同じ。

ないしょう-ばなし【内証話】🔗🔉

ないしょう-ばなし [5] 【内証話】 「ないしょばなし(内緒話)」に同じ。

ないしょう-むき【内証向き】🔗🔉

ないしょう-むき [0] 【内証向き】 家事・家計に関すること。暮らし向き。

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