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こさ・える【×拵える】こさへる🔗🔉

こさ・える【×拵える】こさへる [動ア下一]《「こしらえる」の音変化》「こしらえる」の俗な言い方。「家で―・えた柏餅を提げて」〈嘉村・途上〉

こしら・う【×拵ふ】こしらふ🔗🔉

こしら・う【×拵ふ】こしらふ [動ハ下二]「こしらえる」の文語形。

こしらえ【×拵え】こしらへ🔗🔉

こしらえ【×拵え】こしらへ 物の出来あがったようす。出来ぐあい。つくり。「草庵風の―の離れ」準備。用意。したく。「朝食の―」「船出の―」手を加えて飾ること。化粧したり衣服を整えたりすること。身じたく。「地味な―で訪れる」外見上の役作り。扮装(ふんそう)。「町娘の―で登場する」刀の柄(つか)・鞘(さや)に施す、細工や塗りなどの外装。刀装。はかり巡らすこと。計画。工夫。「竜女が仏に成ることは、文殊の―とこそ聞け」〈梁塵秘抄・二〉やり方。方法。「一日一日物の足らぬ―」〈浮・胸算用・二〉嫁入りじたく。「あの身代(しんだい)の敷銀(しきぎん)は二百枚も過ぎもの、―なしに五貫目」〈浮・胸算用・二〉◆の意で、「こしらえ」が他の語の下に付いて複合語をつくるとき、一般に「ごしらえ」となる。「身ごしらえ」「足ごしらえ」「腹ごしらえ」など。

こしらえ‐ごと【×拵え事】こしらへ‐🔗🔉

こしらえ‐ごと【×拵え事】こしらへ‐ 事実でもないことを、さも本当らしく作り出すこと。つくりごと。虚構。

こしらえ‐もの【×拵え物】こしらへ‐🔗🔉

こしらえ‐もの【×拵え物】こしらへ‐ 本物にまねて作った物。つくりもの。模造品。嫁入り道具。「十五、六歳にて縁につける時の―の見事になる積もりぞかし」〈浮・万金丹・五〉

こしら・える【×拵える】こしらへる🔗🔉

こしら・える【×拵える】こしらへる [動ア下一]こしら・ふ[ハ下二]ある材料を用いて、形の整ったものやある機能をもったものを作り上げる。また、結果として不本意なものを作ってしまう。「弁当を―・える」「藤棚を―・える」「家を―・える」「こぶを―・える」手を加えて、美しく見せるようにする。化粧したり衣装を整えたりして飾る。「顔を―・える」「身なりを―・える」工夫を巡らし、ないことをあるかのように見せかける。「話を―・える」「うわべを―・える」手を尽くして、必要なものを整える。用意する。「頭金を―・える」友人・愛人などを作る。「女を―・える」なだめる。とりなす。「―・へ聞こゆるをも、つらしとのみおぼされたれば」〈源・夕霧〉計画する。「かねて―・へたることなれば、走りまはりて火をかけたり」〈義経記・八〉→作る[用法]

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[音]ソン [訓]よ‐る    こしら‐える [部首]手 [総画数]9 [コード]区点    5747      JIS   594F      S‐JIS 9D6E

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