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あこめ【×衵・×袙】🔗🔉

あこめ【×衵・×袙】 中古の男子の中着。束帯のときは下襲(したがさね)と単(ひとえ)との間に、衣冠・直衣(のうし)のときには袍(ほう)・直衣と単との間に着用した。女子の中着。表着(うわぎ)と単との間に着用した。女児が上着として着用した、袿(うちき)より裾を短く仕立てた衣服。◆「あいこめ」の略で、衣服の間に込めて着る衣の意という。

あこめ‐おうぎ【×衵扇】‐あふぎ🔗🔉

あこめ‐おうぎ【×衵扇】‐あふぎ 宮廷の女房が礼装のときに用いた檜扇(ひおうぎ)。草木や人物などの絵を描き、切り箔・砂子などを散らした。近世以降は、両端の親骨の上部に糸花をつけ、色糸を長く垂らす。

あこめ‐すがた【×衵姿】🔗🔉

あこめ‐すがた【×衵姿】 女児が表衣(うえのきぬ)を着ないで衵だけを着ている姿。「童(わらはべ)など、をかしき―うちとけて」〈源・野分〉

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[音]ジツ [訓]なれぎぬ    あこめ [部首]衣 [総画数]9 [コード]区点    7450      JIS   6A52      S‐JIS E5D0 [難読語] →あこめ‐おうぎ【衵扇】あこめ‐すがた【衵姿】いだし‐あこめ【出衵】

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