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しん‐カントがくは【新カント学派】🔗🔉

しん‐カントがくは新カント学派】 (Neukantianer ドイツ)カントの批判哲学を復興しようとした哲学の学派。19世紀後半、ドイツを中心に、リープマン(O. Liebmann1840〜1912)・ランゲ(F. A. Lange1828〜1875)らを先駆として始まり、1920年代までに多大の影響を及ぼした。なかでも数学および自然科学の認識論的基礎づけを主要課題としたマールブルク学派(コーエン・ナトルプ・カッシーラーら)と、文化科学の認識論的基礎づけに努め、価値哲学の組織を目ざした西南学派(ウィンデルバント・リッカートら)の両派が有力であった。ベルギーではマレシャル(J. Maréchal1878〜1944)、フランスではルヌヴィエ(C. Renouvier1815〜1903)らが活躍。

広辞苑 ページ 10134 での新カント学派単語。