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しん‐カントがくは【新カント学派】🔗⭐🔉
しん‐カントがくは【新カント学派】
(Neukantianer ドイツ)カントの批判哲学を復興しようとした哲学の学派。19世紀後半、ドイツを中心に、リープマン(O. Liebmann1840〜1912)・ランゲ(F. A. Lange1828〜1875)らを先駆として始まり、1920年代までに多大の影響を及ぼした。なかでも数学および自然科学の認識論的基礎づけを主要課題としたマールブルク学派(コーエン・ナトルプ・カッシーラーら)と、文化科学の認識論的基礎づけに努め、価値哲学の組織を目ざした西南学派(ウィンデルバント・リッカートら)の両派が有力であった。ベルギーではマレシャル(J. Maréchal1878〜1944)、フランスではルヌヴィエ(C. Renouvier1815〜1903)らが活躍。
しん‐かんりょう【新官僚】‥クワンレウ🔗⭐🔉
しん‐かんりょう【新官僚】‥クワンレウ
満州事変以降、いわゆる非常時体制下に進出した高級官僚の一派。親軍的・反政党的で強力な国家統制を主張。企画院などに集まって統制経済を推進した若手の官僚は、別に革新官僚とも呼ばれた。
しん‐き【心気・辛気】🔗⭐🔉
しん‐き【心気・辛気】
①こころ。きもち。気分。黄表紙、御存商売物「新板の工夫に―をこらし」
②思うようにならず、くさくさすること。じれったく、いらいらすること。日葡辞書「シンキヲヤム」。浄瑠璃、ひらかな盛衰記「心せかれや、ああ―」
⇒しんき‐くさ・い【心気臭い・辛気臭い】
⇒しんき‐しょう【心気症】
⇒しんき‐なき【心気泣き】
⇒しんき‐やせ【心気痩せ】
⇒しんき‐やみ【心気病み】
⇒心気が湧く
⇒心気を砕く
⇒心気を燃やす
広辞苑 ページ 10134。