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しん‐ぞう【心臓】‥ザウ🔗🔉

しん‐ぞう心臓‥ザウ ①血液循環系の中枢器官。人の心臓はほぼ拳こぶし大の円錐形の嚢状のうじょうをなし、壁は横紋筋から成り、内面は心内膜、外面は心外膜で被われる。左右肺の内側、縦隔の前下部にあり心嚢(心膜)に包まれて横隔膜上に、やや左側に偏して位置する。内腔は心中隔によって左右に分かれ、さらに弁膜(左僧帽弁、右三尖弁)により上方の心房と下方の心室に分けられる。心臓は大循環系(体循環)と小循環系(肺循環)の間に介在し、全身の静脈血は上下の大静脈から右心房に入り、右心室を経て肺動脈に駆出され、肺に入る。肺で動脈血化された血液は肺静脈から左心房に入り左心室を経て大動脈に圧し出される。房室弁のほか、肺動脈・大動脈の出口にも弁があり、これらの弁は血液の逆流を防ぐ。また刺激伝導系があって心拍動が調整されている。魚類・両生類では心室は左右に分かれず、爬虫類では区分が不完全。→内臓(図)。 ②(「心臓が強い」の略)あつかましいこと。また、その人。「ずいぶん―だね」 ⇒しんぞう‐けい【心臓形】 ⇒しんぞう‐し【心臓死】 ⇒しんぞう‐しんけいしょう【心臓神経症】 ⇒しんぞう‐びょう【心臓病】 ⇒しんぞう‐ぶ【心臓部】 ⇒しんぞう‐べんまくしょう【心臓弁膜症】 ⇒しんぞう‐マッサージ【心臓マッサージ】 ⇒しんぞう‐まひ【心臓麻痺】 ⇒心臓が強い ⇒心臓に毛が生えた

広辞苑 ページ 10249 での心臓単語。