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ずい‐ぶん【随分】🔗⭐🔉
ずい‐ぶん【随分】
[一]〔名〕
①身分に従うこと。身分相応。源氏物語帚木「折ふしのいらへ心えてうちしなどばかりは―によろしきも多かり」
②可能な限り。ぎりぎり。今昔物語集13「―の貯へを投げすてて」
③程度がはなはだしいさま。ひどいさま。「―な目にあわされた」「―な言い様だ」
[二]〔副〕
①分に応じて。平家物語11「東国・北国の物どもも―重恩をかうむつたりしかども」
②たいそう。はなはだ。なかなか。平家物語3「入道―悲涙をおさへてこそまかり過ぎ候へ」。「―頑張っていますね」「―と待たされた」
③せいいっぱい。極力。義経記4「―二位殿の気色けしきに相協あいかなひ奉らんとてこそ身を砕きては振舞ひしか」
④(依頼・勧誘などの文で)できるだけ。せいぜい。「―と御養生なさいませ」
⑤(下に禁止の語を伴って)決して。仮名草子、善悪報ばなし「なんぢら此事このことを―他言する事なかれ」
⇒ずいぶん‐の‐ひと【随分の人】
広辞苑 ページ 10426 での【随分】単語。