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ストア‐がくは【ストア学派】🔗🔉

ストア‐がくはストア学派】 (stoic school)前4世紀末頃、キプロスのゼノンの創始したギリシア哲学の一派。その名はゼノンがアテナイのストア‐ポイキレ(彩画の柱廊)で講義したことに由来。論理学・自然学・倫理学により哲学を体系化した。汎神論的唯物論の立場をとり、宇宙理性としてのロゴスが世界に遍在し、一切はこのロゴス(神)の摂理としての必然性に従って生起するとした。道徳説では、内心の理性にのみ聴く賢人のアパテイア(泰然自若の心境)によって人は真の幸福に与り得ると考え、ロゴスへの随順(義務の遵守)を説いた。さらに世界市民主義を唱えた。代表者はゼノンに続きクレアンテス・クリュシッポス(古ストア学派)、パナイティオス・ポセイドニオス(中期ストア学派)、セネカ・エピクテトス・マルクス=アウレリウス(後期ストア学派)。 ⇒ストア【stoa ギリシア】

広辞苑 ページ 10636 でのストア学派単語。