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○すまじきものは宮仕すまじきものはみやづかえ🔗⭐🔉
○すまじきものは宮仕すまじきものはみやづかえ
宮中・貴人につかえることは気苦労が多いから、できることなら、やりたくないものだ。現代では、官庁・会社勤めなどについていう。
⇒する【為る】
すまし‐じる【澄まし汁・清まし汁】
①かつおぶしなどを煮出し、醤油・塩で淡泊な味をつけて、透明にしたてた汁。おすまし。
②味噌汁のうわずみ。汁に用いる。
⇒すまし【清まし・洗・澄まし】
すまし‐もの【褌】
(→)「ふんどし」に同じ。〈倭名類聚鈔12〉
すまし‐や【澄まし屋】
気どってまじめな顔つきをしている人。おすまし。
⇒すまし【清まし・洗・澄まし】
すま・す【済ます】
〔他五〕
(「澄ます」の転義)
①すむようにする。なしとげる。はたす。平家物語10「…と言ふ白拍子を、誠に面白くかぞへ―・したりければ」。槐記「拾芥抄を見られたるや、ことごとく―・されたるや」。「仕事を―・す」「外で食事を―・す」
②借りを返す。返金する。返済する。日葡辞書「ヲイモノ(負物)ヲスマス」。浮世草子、御前義経記「―・さねば一分立たず」。「借金を―・す」
③決着をつける。片付ける。「金銭で―・される事柄ではない」
④それでよいとしておく。間に合わせる。梅暦「マア辛抱してこの場を―・して、あとで恨みをおはらしなんし」。「当分の間これで―・しておいて下さい」
すま・す【澄ます・清ます】
〔他五〕
①洗いきよめる。洗いすすぐ。落窪物語1「まづ水とて、御足―・さす」。源氏物語若菜上「御髪―・し、ひきつくろひておはする」
②濁りを除いて透き通った状態にする。また、曇りを取り去り冴さえた状態にする。源氏物語少女「泉の水遠く―・しやり水の音まさるべき岩を立て並べ」。源氏物語明石「今の世に聞えぬ筋引きつけて、手づかひいといたう唐めき、揺ゆのね深う―・したり」。「水を―・す」「刀をとぎ―・す」
③心のけがれを清める。宇津保物語俊蔭「夏は清く涼しきかげに眺めて、花紅葉の下に心を―・しつつ」
④心を落ちつかす。しずめる。源氏物語夕霧「今すこし思ひしづめ、心―・してこそともかうも」
⑤鎮定する。治める。平家物語12「一天を鎮め、四海を―・す」
⑥人影などがなくなる状態にする。今昔物語集28「しばしかくてあらむ。さて大路を―・して歩かちより行くべきなり」
⑦理非を調べてはっきりさせる。また、道理をはっきりさせる。日葡辞書「クジ(公事)ヲスマス」「リヲスマス」
⑧注意を集中する。平家物語1「諸人目を―・しけり」。日葡辞書「キキスマス」。「耳を―・す」
⑨(他の動詞の下に付いて)その事を完全にしおおせる意を表す。平家物語9「暁立んとての夜、舎人に心をあはせて、さしも御秘蔵候いけずきを盗み―・いて上りさうはいかに」。「警官になり―・す」
⑩(自動詞的に)何事もなかった顔付きをする。きどる。平気な様子をする。浮世草子、御前義経記「拙者は博奕嫌ひなれども何れもめさるに―・したらしくもならず」。「つんと―・している」「さんざ迷惑をかけておきながら―・している」
すま・せる【済ませる】
〔他下一〕
(→)「済ます」に同じ。「用事を―・せる」
す‐また
(「素股」の転か)拍子のはずれること。要所をはずれること。物事の予期に違うこと。当てはずれ。すかまた。浮世草子、好色盛衰記「知らぬ謡に―の手拍子」
す‐また【素股】
①むきだしになっている股。また、内もも。
②股間交接のこと。
⇒素股が切れ上がる
広辞苑 ページ 10702 での【○すまじきものは宮仕】単語。