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○墨を磨るは病夫の如くし、筆を把るは壮士の如くすすみをするはびょうふのごとくしふでをとるはそうしのごとくす🔗⭐🔉
○墨を磨るは病夫の如くし、筆を把るは壮士の如くすすみをするはびょうふのごとくしふでをとるはそうしのごとくす
「墨は餓鬼に磨らせ、筆は鬼に持たせよ」と同趣意。
⇒すみ【墨】
す・む【住む・棲む・栖む】
〔自五〕
(「巣」と同源か)生物が巣と定めたところで生活を営む意。
①巣にいる。巣を作って生活する。万葉集11「河千鳥―・む沢の上に立つ霧の」。古今和歌集序「花に鳴く鶯、水に―・むかはづの声を聞けば」
②男が女のもとにかよって夫婦のまじわりをする。伊勢物語「昔陸奥みちの国にて男、女、―・みけり」。大鏡道隆「故帥中納言惟仲の女に―・み給ひて男一人女一人生ませ給へりし」
③居を定めてそこで生活する。すまう。万葉集15「雨ごもり物もふ時にほととぎすわが―・む里に来鳴きとよもす」。平家物語灌頂「岩に苔むしてさびたる所なりければ、―・ままほしうぞおぼしめす」。「村に―・む」
④そのところに永くとどまる。万葉集15「我妹子は早も来ぬかと待つらむを沖にや―・まむ家づかずして」
◇一般には、「住」を使う。1は、「棲」「栖」を使う。
⇒住めば都
す・む【済む】
[一]〔自五〕
(「澄すむ」の転義)
①事が終わる。成る。狂言、胸突「さりながら、まだ―・まぬことがおぢやる」。好色一代女1「此方望みの通り万事を定めて―・みける」。「―・んだことは仕方がない」「勉強が―・んだ」
②決着がつく。十分まにあう。狂言、二人大名「ただつつくりとさへ致いておれば―・む事でござる」。「助けを借りなくても―・みそうだ」「このままでは―・まない」「電話で話が―・む」
③借金などが片づく。世間胸算用5「殊更貧者の大節季、何と分別しても―・み難し」。「借りが―・む」
④納得がいく。気がはれる。浄瑠璃、神霊矢口渡「お妹御ならようござんすが、もし御夫婦なら、こつちにちよつと―・まぬ訳がござんする」。浮世草子、好色万金丹「女形も若衆形もぢきに紫帽子の額つきも―・まぬものなり」。「これで私も気が―・んだ」
⑤(多く打消の語とともに用いる)他人に対して申しわけがたつ。歌舞伎、毛抜「それではお上へ―・みそもないものでござりまする」。「彼に―・まないことをした」
[二]〔他下二〕
①すます。決着をつける。日葡辞書「サンヨウ(算用)ヲスムル」
②(自動詞的に)納得がいく。気に入る。気がはれる。多く打消の語を伴って用いる。洒落本、辰巳之園「まじめになりて―・めぬ顔にてゐる」
す・む【澄む・清む】
[一]〔自五〕
浮遊物などがすっかり沈んで静止し、液体・気体などが透明になる意。
①にごりがなくなる。清くなる。宇津保物語国譲中「行く水と今日見るどちのこの宿にいずれ久しと―・み(「住み」と掛ける)くらべなむ」。「川の水が―・む」
②曇りがなく明るく見える。源氏物語槿「月いよいよ―・みて静かに面白し」。源氏物語明石「をやみなかりし空のけしき名残なく―・みわたりて」。「―・んだひとみ」
③楽器の音がさえて聞こえる。宇津保物語楼上下「響―・み音高きことすぐれたる琴なれば」。「―・んだ音」
④騒がしい動きなどがおさまって落ち着く。また、しらけてしんとなる。今昔物語集28「人―・みて後、三人ながら車よりおりぬれば」。古今著聞集4「満座興醒めてけり。あまりに―・みて侍りければ、有安が座の末にありけるに、入道朗詠すべきよしをすすめければ」
⑤けばけばしくなく落ち着いた感じである。源氏物語常夏「この御さまは…いとあてに―・みたるものの、なつかしきさま添ひて」。源氏物語梅枝「いといたう筆―・みたる気色ありて書きなし給へり」
⑥迷いや汚れがない。いさぎよい。悟っている。源氏物語帚木「思ひ立つほどはいと心―・めるやうにて、世にかへりみすべくも思へらず」
⑦平然とする。すましこむ。更級日記「舟も寄せず、うそぶいて見まはし、いといみじう―・みたるさまなり」
⑧条理がはっきりしている。道理が明らかである。玉塵抄8「理の―・みかね心得がたい所をときわくるを分疏と云ふぞ」。日葡辞書「リ(理)ノスマヌコトヂャ」
⑨(濁音を「にごる」というのに対して)清音せいおんである。玉塵抄11「上界…経文には上をにごるぞ。詩文では上を―・むなり」
[二]〔他下二〕
①にごり・よごれをなくす。
②条理をはっきりさせる。道理を明らかにする。日葡辞書「リ(理)ヲスムル」
すむい
拳けんの用語。数の4の意。浄瑠璃、冥途飛脚「はま、さんきう、ごう、りう、―」
スムージー【smoothie】
(口当りが滑らか(スムーズ)の意)凍らせた果物・野菜などを牛乳・ヨーグルトとともにミキサーで攪拌かくはんしてとろりとさせた冷たい飲物。
スムース
スムーズの訛。
スムーズ【smooth】
なめらかなさま。物事や動作が円滑に進むさま。スムース。「話が―に進む」
す‐むつかり【酢憤】
古くは、おろし大根に炒り大豆を加え、酢醤油をかけた郷土料理の一種。今では、栃木県地方などに「しもつかれ」の名でのこされ、塩鮭の頭・人参・酒粕などを加えて煮た料理。初午はつうまの嘉例に道祖神に捧げ、また自家の食用とする。すみつかり。しみつかれ。
すむ‐のり【紫苔】
アマノリの異称。〈本草和名下〉
すむや‐け・し【速けし】
〔形ク〕
すみやかである。早い。万葉集15「―・くはや帰りませ」
す‐め【素目】
潜水眼鏡をつけないで、水中で魚介類を見つけること。
す‐め【素面】
(スメンの訛)しらふ。
すめ【皇】
〔接頭〕
神または天皇に関する物事の名に冠して用いる語。すべ。神代紀下「―孫みま」
すめ‐いろと【皇弟】
天皇の弟。
すめ‐おおかみ【皇大神】‥オホ‥
皇室の祖先神の敬称。
すめ‐おおみかみ【皇大御神】‥オホ‥
①皇室の祖先神の敬称。祝詞、祈年祭「―の大前に」
②神の敬称。すめがみ。
すめ‐がみ【皇神】
①ある地域を領する神。万葉集13「山科の石田の森の―に」
②日本の国を領する神。また、皇祖の敬称。すべがみ。すべらがみ。万葉集5「そらみつやまとの国は―のいつくしき国」
すめ・く
〔自四〕
すうすうと息づかいをする。東海道名所記「うめき―・きて案じつつ」
スメクタイト【smectite】
粘土鉱物のグループ名。モンモリロン石などを含む。アルミニウム・マグネシウム・鉄・ナトリウム・カルシウムなどを主成分とする層状珪酸塩。
スメクティック‐えきしょう【スメクティック液晶】‥シヤウ
(smectic liquid crystal)液晶形態の一つ。分子の長軸が、積み重なる層の面に対して、直角の方向にバラバラに、あるいは、ある角度をもって並んでいるもの。
スメタナ【Bedřich Smetana】
ボヘミアの作曲家。チェコ国民楽派を確立。歌劇「売られた花嫁」、連作交響詩「わが祖国」(高い城・モルダウほか)など。(1824〜1884)
スメタナ
提供:Lebrecht Music & Arts/APL
→交響詩「わが祖国」 モルダウ
提供:コロムビアミュージックエンタテインメント(株)
→歌劇「売られた花嫁」序曲
提供:コロムビアミュージックエンタテインメント(株)
スメドレー【Agnes Smedley】
アメリカの女性ジャーナリスト。長く中国に滞在して、革命運動を報道。著「女一人大地を行く」「偉大なる道」。(1892?〜1950)

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