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○する事なす事することなすこと🔗⭐🔉
○する事なす事することなすこと
行いのすべて。動作・行動の一つ一つ。「―みなしくじる」
⇒する【為る】
ずる・し【狡し】
〔形ク〕
⇒ずるい
する‐すみ【摺墨・磨墨】
(磨って使うからいう)墨。
するすみ【磨墨】
「宇治川の先陣うじがわのせんじん」参照。
するすみ【匹如身】
(スルツミ・スルツビとも)資産も絆きずなもなく、無一物なこと。徒然草「世を捨てたる人の、よろづに―なるが」。色葉字類抄「単己、スルスミ」
する‐する
①物が滑らかにすべるさま。人などが滞りなく素早く移動するさま。古今著聞集20「―と寄りて、首の根を強く打ちたりければ」。「―と木に登る」「―と帯をとく」
②物事が円滑に進行するさま。「話が―まとまる」
③草木などが勢いよくのびるさま。宇治拾遺物語3「例よりも―と生ひ立ちていみじく大になりたり」
ずる‐ずる
①粘りのある液体などをすすり上げる音。「鼻水を―すする」
②重いものが滑り落ちたり引きずられたりする音。また、そのさま。「家具を―と動かす」
③きまりをつけないで長引かせているさま。「―と結論をひきのばす」
④引きずられるように物事にはまり込んだり後退したりするさま。「―と悪の道に入る」
⇒ずるずる‐べったり
ずるずる‐べったり
長びいて無為にその状態が続くこと。「―の関係が続く」「―に居着く」
⇒ずる‐ずる
スルタン【sulṭān アラビア】
(権威の意)イスラム王朝の君主の称号の一つ。オスマン帝国ではカリフを兼ねた。現在ではオマーン・マレーシア・ブルネイで用いられる。サルタン。スルターン。
ズルチン【Dulzin ドイツ】
フェナセチンを塩酸で加水分解したあと、尿素と縮合させて合成する無色の針状結晶。蔗糖の250倍の甘味をもち甘味剤として用いられたが、発癌作用・肝臓障害作用など人体に有害なため、1968年使用が禁止された。
ずるっ‐こ・ける
〔自下一〕
①ずるける。ずるくかまえる。
②ゆるんでずりおちる。ずっこける。
するっ‐と
〔副〕
何の抵抗もなく、すべるように移動するさま。するりと。「のどを―通る」
する‐と
〔接続〕
①前の事柄に続いて後の事柄が起こることを表す。そうすると。「―突然扉があいた」
②前の事柄をもとに判断することを表す。それでは。「―もう知っていたのか」
するど【鋭・尖】
①先がとがっているさま。南海寄帰内法伝平安後期点「其の底そこ尖スルトなるに由りて」。太平記24「四つの牙きば剣よりも―にして」
②勢いが激しいさま。態度・顔つき・ことばなどがきびしく、荒々しいさま。太平記39「雲鳥の陣堅くして、逞卒ていそつ機―なれば」。浄瑠璃、ひらかな盛衰記「…と詞ことば―に云ひ放せば」
③頭のはたらきが鋭敏なさま。日葡辞書「スルドナヒト」
するど・い【鋭い】
〔形〕[文]するど・し(ク)
①刃物などの先がとがっている。鋭利である。「―・い爪」
②勢いがはげしい。つよい。「出足―・く攻めつける」
③才能・力量・技量などがすぐれている。精鋭である。「―・い観察力」「―・い頭脳の持主」「―・い耳」「―・い感覚」
④いかつい。冷淡である。無慈悲である。浄瑠璃、博多小女郎波枕「―・く見ゆる取手ども」
スルナーイ【surnāy ペルシア】
西アジア諸国で広く用いるオーボエ系管楽器。木製。管の上端に2枚の葦の簧したをつけ、末端が朝顔状にひろがる。中国の哨吶さないの祖。ズルナ。ミズマル。スールナイ。
スルバラン【Francisco de Zurbarán】
スペインの画家。写実性と神秘性の濃い宗教画に特色がある。(1598〜1664)
スルファ‐ざい【スルファ剤】
⇒サルファざい
スルファミン‐ざい【スルファミン剤】
(sulfamine drugs)(→)スルホンアミド剤に同じ。
スルプスカ【Srpska】
連邦国家ボスニア‐ヘルツェゴヴィナを構成する、セルビア人を主体とする共和国。通称はセルビア人共和国。
するぼ
〔植〕ツルボの訛。
スルホ‐き【スルホ基】
〔化〕(sulfo group)1価の基。化学式-SO3H スルホン酸基。
スルホンアミド‐ざい【スルホンアミド剤】
(sulfonamide drugs)プロントジルを改良したスルファニルアミド(パラアミノ‐ベンゼン‐スルホンアミド)誘導体の総称。サルファダイアジンなど多くの合成品がつくられ、肺炎・化膿性疾患・淋菌感染症をはじめ連鎖球菌などの細菌性疾患に有効な医薬。
スルホン‐か【スルホン化】‥クワ
〔化〕(sulfonation)有機化合物の炭素原子についた水素原子をスルホ基で置換する反応。芳香族炭化水素またはその誘導体のスルホン化には、硫酸・発煙硫酸またはクロロ硫酸HSO3Clを用いる。
スルホン‐さん【スルホン酸】
〔化〕(sulfonic acid)スルホ基(スルホン酸基)をもつ化合物の総称。ベンゼン‐スルホン酸C6H5SO3Hの類。水溶液は強い酸性。有機化合物合成の中間体として重要なものが多い。
するめ【鯣】
①イカを開き、内臓などを除去して乾かした食品。祝儀にも用いる。
②鯣烏賊するめいかの略。
⇒するめ‐いか【鯣烏賊】
するめ‐いか【鯣烏賊】
①アカイカ科のイカ。するめの材料となる。胴の背中線に幅広い黒線があり、鰭ひれは菱形。胴長約30センチメートル、腕の長さは胴のおよそ半分。日本海および北海道・三陸を中心に獲れる。イカ類中で最も水揚げが多い。寿命は1年。マツイカ。ムギイカ。トンキュウ。
②古書の中では、ヤリイカをも指すことがある。
⇒するめ【鯣】
ずる‐やすみ【ずる休み】
正当な理由がなく横着して学校や勤務を休むこと。
するり
動きなどが滑らかで滞りのないさま。「―と通り抜ける」「質問を―とかわす」
ずるり
①ゆるくすべるさま。
②手応えなく落ちたりぬけたりするさま。
すれ【摩れ・擦れ】
すれること。手ずれ。
ずれ
①ずれること。位置や時期や考えなどのずれた状態・程度。特に、くいちがい。「感覚に―がある」「時間の―」
②〔理〕(shear)固体の内部である面の上下層が逆の向きに力を受けて上下層間にすべりを生ずるような変形。ずり。剪断せんだん。
③(→)崩ぞれに同じ。
すれ‐あ・う【摩れ合う・擦れ合う】‥アフ
〔自五〕
①物と物とがふれあう。摩擦する。
②争いにくむ。仲が悪く相争う。西鶴織留5「その後は日毎に―・ひ、内儀腹立して」
スレイマニエ‐モスク【Süleymaniye Camii トルコ】
イスタンブールにあるオスマン帝国時代の代表的モスクの一つ。シナン‐パシャが設計、1550〜57年に建築。スレイマンの墓廟があり、高さ53メートルの巨大なドームで有名。
スレイマン【Süleyman トルコ】
(1世)オスマン帝国の第10代スルタン。版図を西アジア・北アフリカ・東南ヨーロッパに拡張し、帝国の最盛期をなした。法の整備に力を入れ、立法者(カーヌーニー)と呼ばれた。シュレーマン。(在位1520〜1566)(1494〜1566)
スレーキ【sleek】
綾織または平織の、滑らかで光沢のある綿織物。主に紳士服の裏地用。スレキ。
スレート【slate】
粘板岩。また、その薄板で、主に屋根を葺ふくのに用いる石材。頁岩けつがんを用いることもあり、また人造のものもある。石板。石板瓦。石盤。
ずれ‐おうりょく【ずれ応力】
応力の、面に平行な成分。接線応力。剪断応力。
スレオニン【threonine】
⇒トレオニン
すれ‐からし【擦れ枯らし】
世間ずれして、厚かましく、わるがしこくなったこと。また、その人。すれっからし。すりがらし。梅暦「たしかにうはきの風に吹き流された―と思ひの外に」
すれ‐きず【擦れ疵】
すれてできた疵。すりきず。
ずれ‐こ・む【ずれ込む】
〔自五〕
完了が遅れて次の時期にまでくい込む。
すれ‐すれ【摩れ摩れ・擦れ擦れ】
①ほとんど触れ合うほどに、近づくさま。きわどいさま。「断崖―に走るバス」「―で合格する」
②互いに仲のわるいさま。浄瑠璃、妹背山婦女庭訓「御領分のせり合で、お二人の親御様は―」
ずれ‐だんせいりつ【ずれ弾性率】
(→)剛性率に同じ。
すれ‐ちがい【擦れ違い】‥チガヒ
すれちがうこと。「対向車との―」「議論の―」
すれ‐ちが・う【擦れ違う】‥チガフ
〔自五〕
①たがいに触れ合うほど近くを通って、それぞれ反対の方向へ行く。「列車が―・う」
②出会うはずのところを出会わないでしまう。行き違う。「ちょっとのところで―・う」
③議論などで、論点が合致しない状態になる。
すれっ‐からし【擦れっ枯らし】
スレカラシの促音化。
スレッシャー【thresher】
打穀機。特に上部の供給口から刈り取ったままの稲麦類を投げ入れて脱穀を行う方式の動力作業機。→脱穀機
スレッド【thread】
(糸の意)
①コンピューターのオペレーティング‐システムが一つのプロセスを複数に分割して処理できる場合の、最小の処理単位。
②インターネット上の掲示板やメーリング‐リストで、共通のテーマとする話題。また、それに関する一連の記事や投稿。スレ。
すれ‐ば
〔接続〕
そうすれば。それでは。狂言、隠れ笠「―どう有ても着まするか」
すれ‐め【摩れ目】
摩れた箇所。すれたあと。
すれ‐もの【擦れ者・摩れ者】
①世情に馴れた者。物事になれた者。傾城禁短気「傾城遊女にまさる―」
②遊興に馴れた者。遊里の事に通じて、享楽を巧みにする者。粋人。好色一代男2「かかる所にも―ありやと」
す・れる【摩れる・擦れる・磨れる・擂れる】
〔自下一〕[文]す・る(下二)
①物と物とが触れ合って動く。こすれる。続猿蓑「後屋の塀に―・れたり村紅葉」
②ものに触れて原形が損じ、または尽きる。「袖口が―・れた服」
③(人が)世の中でもまれて純真さを失う。馴れ馴れしくずるくなる。「あの人は都会に出てから―・れてしまった」
④仲悪く争う。きしる。すれあう。
ず・れる
〔自下一〕[文]ず・る(下二)
①そのものの(あるべき)位置からはずれる。「印刷が―・れる」
②基準・標準となるものから、はずれる、また、へだたる。「論点が―・れる」「出発の時期が―・れる」
スレンダー【slender】
体つきなどが、すらりとしたさま。ほっそりとしたさま。
スレンドロ【slendro インドネシア】
〔音〕インドネシアの音組織の一つ。1オクターブの中にほぼ等間隔に配置された五つの音を持つ。ペロッグと対をなす。サレンドロ。
す‐ろ【棕櫚】
⇒しゅろ
ず‐ろう【杜漏】ヅ‥
(杜撰ずさん・脱漏の意)粗略でぬけおちの多いこと。「―な計画」
ず‐ろう【受領】‥ラウ
⇒ずりょう。源氏物語浮舟「我が御めのとの遠き―のめにて下る家」
スロヴァキア【Slovakia】
ヨーロッパ中部の共和国。1939年チェコから分離、ドイツの保護国となるが、45年、再びチェコと合併。93年独立。2004年EU加盟。面積4万9000平方キロメートル。人口538万2千(2004)。首都ブラチスラヴァ。→チェコ‐スロヴァキア→ヨーロッパ(図)
スロヴェニア【Slovenia】
ヨーロッパ南部の共和国。旧ユーゴスラヴィアから1991年独立。工業が発展。2004年EU加盟。面積2万平方キロメートル。人口199万7千(2004)。首都リュブリャーナ。→ヨーロッパ(図)
す‐ろうにん【素浪人】‥ラウ‥
無一物の浪人。浪人をいやしめていう語。
スロー【slow】
遅いさま。のろいさま。ゆっくりしたさま。「―‐テンポ」↔クイック。
⇒スロー‐ウイルス【slow virus】
⇒スロー‐スターター【slow starter】
⇒スロー‐ダウン【slow-down】
⇒スロー‐フード【slow food】
⇒スロー‐ペース【slow pace】
⇒スロー‐ボール【slow ball】
⇒スロー‐モー
⇒スロー‐モーション【slow motion】
スロー【throw】
ボールなどを投げること。「フリー‐―」「アンダー‐―」
⇒スロー‐イン【throw in】
⇒スロー‐フォワード【throw forward】
スロー‐イン【throw in】
サッカー・バスケット‐ボールなどで、タッチライン(サイドライン)から出たボールを外から投げ入れること。
⇒スロー【throw】
スローイング【throwing】
①投げること。投球。
②バスケット‐ボール・ラグビーなどで、ボールを規則に従って投げること。サッカーでは、特にゴール‐キーパーがボールを投げることをいう。
③投擲とうてき競技、すなわち円盤投・槍投・ハンマー投・砲丸投の総称。
スロー‐ウイルス【slow virus】
感染より発症までの期間が数カ月から数年あるいはそれ以上と長く、一度発症すると一方的に悪化する疾患群の病原体ウイルス。エイズ発症の原因となるHIVなど。遅発性ウイルス。
⇒スロー【slow】
スローガン【slogan】
(もとスコットランド高地兵の唱える鬨ときの声)ある団体・運動の主張を簡潔に表した標語。→モットー
スロー‐ジン【sloe gin】
ジンにスロー(西洋すももの一種)の香りをつけ、甘みを加えた濃赤色のリキュール。
ズロース【drawers】
女性用の下ばき。股間部をおおい、太もも丈のゆったりとしたもの。ドロワーズ。
スロー‐スターター【slow starter】
物事に取りかかってから調子が出るまでに時間がかかる人。出足の遅い人。
⇒スロー【slow】
スロー‐ダウン【slow-down】
①速度を落とすこと。
②仕事の能率を低下させる労働者の争議戦術。
⇒スロー【slow】
スロープ【slope】
①傾斜。勾配こうばい。
②斜面。坂。
スロー‐フード【slow food】
ファースト‐フードに対して、イタリアで始まった食生活を見直す運動。伝統的な食文化の保護、質の良い食材を供給する生産者の保護、食に関する教育の三つを基本指針とする。
⇒スロー【slow】
スロー‐フォワード【throw forward】
ラグビーで、ボールを前方に投げること。反則になり、その地点で相手ボールのスクラムになる。
⇒スロー【throw】
スロー‐ペース【slow pace】
歩調や物事の進行の度合が遅いこと。
⇒スロー【slow】
スロー‐ボール【slow ball】
野球で、投手の投げるスピードのない球。緩球。
⇒スロー【slow】
スロー‐モー
(スロー‐モーションの略)動作や反応が遅いさま。「―な対応」
⇒スロー【slow】
スロー‐モーション【slow motion】
①緩慢な動作。
②映画・ビデオで、高速度撮影または低速度再生によって、被写体の動きをゆっくりと見せるもの。
⇒スロー【slow】
ず‐ろく【図録】ヅ‥
絵・図などを主体として編集した書物。「歴史―」
ズロチ【zloty】
ポーランドの貨幣単位。1ズロチは100グロズ(grosz)。
スロッター【slotter】
〔機〕(→)「立削たてけずり盤」に同じ。
スロット【slot】
①みぞ穴。自動販売機の貨幣やカードを挿入するみぞ穴。
②コンピューターの基板を差し込む口。
③ねじの頭部のみぞ。
④スロット翼の略。
⇒スロット‐マシン【slot machine】
⇒スロット‐よく【スロット翼】
スロット‐マシン【slot machine】
①硬貨またはその代用品を投入し、レバーを動かして回転する絵柄を組み合わせる自動賭博機。
②貨幣投入口のある自動販売機などの総称。
⇒スロット【slot】
スロット‐よく【スロット翼】
(slotted wing)飛行機の失速を防ぐため前縁近くに下面から上面に通ずる空気流路(スロット)を設けた翼。
⇒スロット【slot】
スロットル【throttle】
〔機〕(→)「絞り弁」に同じ。
すろ‐の‐き【棕櫚木】
(→)シュロのこと。枕草子40「―、唐めきて」
す‐ろん【数論】
〔哲〕(→)サーンキヤに同じ。
スロンツァン‐ガンポ
⇒ソンツェン=ガンポ
すわ【諏訪】スハ
長野県中部の市。諏訪湖に臨み、もと諏訪氏3万石の城下町(高島城)。時計など精密機械工業が盛ん。近くに上諏訪温泉や霧ヶ峰がある。人口5万3千。
すわ【諏訪】スハ
姓氏の一つ。信濃国一の宮諏訪神社の大祝おおほうり家。中世、武士団を構成し、頼朝に従い御家人となる。戦国時代、武田氏に圧倒されたが、近世、諏訪郡高島に封ぜられた。
すわスハ
〔感〕
①突然声をかけて相手に気づかせるような時、発する声。そら。さあ。更級日記「―稲荷いなりより賜はるしるしの杉よ、とて」
②突然の出来事に驚いたり、あらためて気づいたりした時、発する声。あっ。平家物語4「―奴きゃつを手延べにしてたばかられぬるは」。「―一大事」
ず‐わ
⇒ずは
すわい【牙儈・牙婆】スハヒ
⇒すあい。日葡辞書「スワイヲトル」
ずわい【楚】ズハイ
スワエの訛。天草本伊曾保物語「樹の―をあまた、たばねてもつてこい」
ずわい‐がに【ずわい蟹】
クモガニ科のカニ。甲は丸みのある三角形で、茶褐色、表面に疣いぼ状突起があり、幅約13センチメートル、歩脚を拡げると50センチメートルに達する。肉は美味。日本海・ベーリング海などに分布。北陸地方の重要水産物の一つで、冬が旬。雌は雄の半分ほどの大きさで、「せいこがに」「こうばくがに」などと呼ばれる。地方名が多くまつばがに、えちぜんがにが代表される。〈[季]冬〉
ずわいがに
すわえ【楚・楉・杪】スハエ
(古く「すはゑ」とも表記)
①木の枝や幹から細く長くのびた若い小枝。しもと。枕草子244「くちなはの、…尾のかたにほそき―をしてさし寄せんに」
②刑罰の具。杖じょうやむちの類。笞しもと。宇津保物語蔵開下「百―してよく打たばや」
すわ‐こ【諏訪湖】スハ‥
長野県諏訪盆地の中央にある断層湖。天竜川の水源。湖面標高759メートル。最大深度7.6メートル。周囲8キロメートル。面積12.9平方キロメートル。冬季は結氷しスケート場となり、氷が割れ目に沿って盛り上がる御神渡おみわたりの現象が見られる。代表的な富栄養湖。
諏訪湖
撮影:新海良夫
すわ‐こそスハ‥
〔感〕
(「すわ」を強めた表現)突然の出来事に驚いて発する言葉。さあ大変。
スワジランド【Swaziland】
南アフリカ共和国とモザンビークとに囲まれた内陸にある王国。1968年英保護領から独立。面積1万7000平方キロメートル。人口93万8千(1996)。首都ムババーネ。→アフリカ(図)
すわ‐じんじゃ【諏訪神社】スハ‥
長野県諏訪にある元官幣大社。諏訪市中洲に上社かみしゃ本宮、茅野市宮川に上社前宮、諏訪郡下諏訪町に下社しもしゃ春宮・秋宮がある。祭神は建御名方富たけみなかたとみ命とその妃八坂刀売やさかとめ命。古来、武事の守護神として武将の崇敬が厚かった。6年ごとの御柱おんばしらの祭が盛大。信濃国一の宮。今は諏訪大社と称。長崎市上西山町にも同名の元国幣中社があり、おくんち祭が著名。
諏訪大社(下社秋宮)
撮影:新海良夫
諏訪神社
提供:NHK
すわ‐すわスハスハ
①物の軽く当たるさま。宇治拾遺物語1「毛の中より松茸の大きやかなる物の…腹に―とうちつけたり」
②物をたやすく切るさま。すぱすぱ。狂言、鱸庖丁「刀ばやに…―と作つて」
すわ‐すわスハスハ
〔感〕
警告の声。さあさあ。そらそら。源平盛衰記19「―ただいまさし殺さむとて」
ずわ‐ずわズハズハ
(→)「ずばずば」に同じ。狂言、二人袴「年が参らぬに依つて、―と物を申して気の毒で御座る」
すわ‐たいしゃ【諏訪大社】スハ‥
「諏訪神社」参照。
スワップ【swap】
(交換の意)
①スワップ取引のこと。
②夫婦交換。スワッピング。
⇒スワップ‐きょうてい【スワップ協定】
⇒スワップ‐とりひき【スワップ取引】
スワップ‐きょうてい【スワップ協定】‥ケフ‥
〔経〕各国の通貨当局が相互に自国通貨を提供しあう協定。一時的に相手国通貨の不足を補うのが目的。
⇒スワップ【swap】
スワップ‐とりひき【スワップ取引】
企業または銀行間で、互いに債務を交換すること。それぞれに有利な資金調達を目的とする。変動金利の債務と固定金利の債務との交換である金利スワップ、異なる通貨建て債務の交換である通貨スワップなど。
⇒スワップ【swap】
スワデーシー【swadeśī ヒンディー】
(「自国の」の意)インド独立運動の一手段。スワラージの一手段として、外国製品、特に英国製品の排斥、国産品奨励を主張。M.K.ガンディーの非暴力的抵抗運動の重要な柱。
ずわ‐とズハ‥
〔副〕
(→)「ずばと」に同じ。狂言、口真似「後には、―抜いて酔狂召さるる」
スワトウ【汕頭】
(Shantou; Swatow)中国広東省東部にある港湾都市。1858年天津条約により開港。食品・感光材料工業が発達、レースも有名。1980年に経済特別区を設置。華僑の出身地としても名高い。人口127万(2000)。
すわ‐はちまん【諏訪八幡】スハ‥
(諏訪明神も八幡神も武の神)「弓矢八幡」というのに同じで、武士が誓の詞に用いる語。謡曲、籠太鼓「この上は―も御知見あれ」
⇒諏訪八幡も照覧あれ



広辞苑 ページ 10757 での【○する事なす事】単語。