せつわ‐ぶんがく【
説話文学】
神話・伝説・童話などの説話を素材とし、文学的な内容や形態をそなえたものの総称。広義には上代の叙事文学などを含めていうが、多くは説話を蒐集した今昔物語集・宝物集の類や御伽草子のような、平安末期から鎌倉・室町時代に行われた文学をいう。叙事的・伝奇的・教訓的・寓話的・民衆的な要素をもち、個性に乏しく芸術性も低いが、民衆の意見・嗜好・信仰などを端的に示していて、それなりの文学性が認められる。
⇒せつ‐わ【説話】
○節を折るせつをおる
節操を屈して人に従う。
⇒せつ【節】
○節を全うするせつをまっとうする
節操を守りとおす。
⇒せつ【節】