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そうろ・う【候ふ】サウラフ🔗🔉

そうろ・う候ふサウラフ [一]〔自四〕 (サブラフの転) ①目上の人のそばに控える。仕える。はべる。平家物語1「をりふし御前近う―・ひけるが」 ②「あり」の謙譲語。また、「あり」の丁寧な言い方。おります。ございます。平家物語4「『競はあるか』『―・ふ』」。平家物語2「まつたくさる事―・はず」 [二]〔助動〕 (活用は四段型)動詞およびある種の助動詞の連用形、「に」「で」などの助詞に付いて、目下の者が自分に関することを目上の者に述べるのに用いた。鎌倉時代以後は「侍り」などと同じく丁寧な言い方に用いられた。今日の「ます」「ございます」に当たる。のちにはいわゆる「候文」として書簡などに用いられる。平家物語2「何事にて―・ふやらん、かかるめにあひ―・ふ」。「早速参上仕り―・はば」

広辞苑 ページ 11504 での候ふ単語。