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○青は藍より出でて藍より青しあおはあいよりいでてあいよりあおし🔗🔉

○青は藍より出でて藍より青しあおはあいよりいでてあいよりあおし [荀子勧学](青色の染料は藍の葉から取るが、もとの色よりも美しくなることから。荀子では、学問・努力によって天性以上の人になるというたとえに使う)弟子が先生よりすぐれることにいう。出藍しゅつらんの誉ほまれ。対句に「氷は水より出でて水よりも寒し」がある。 ⇒あお【青】 あおば‐ありがた‐はねかくし青翅蟻形羽隠虫アヲ‥ ハネカクシ科の甲虫。体長約7ミリメートル。胸と腹は橙色、前翅は青藍色。一見アリに似るのでこの名がある。水辺に多く、灯火によく飛来。皮膚に触れると体液により線状に赤く腫れる。 アオバアリガタハネカクシ 撮影:海野和男 ⇒あお‐ば【青羽・青翅】 あお‐ばえ青蠅・蒼蠅アヲバヘ ①イエバエ科の大形のハエで、体が青黒くて腹部に金属光沢のあるものの総称。幼虫は腐肉・糞便などに成育。クロルリバエなど。 ②うるさくつきまとう者をののしっていう語。 あおはか青墓アヲ‥ (オウハカとも発音する)美濃国不破郡垂井と赤坂との間の地名。現在大垣市内。東山道の宿駅で、平治の乱に敗れて逃れる源義朝が子の朝長を殺した所。 あお‐はかま襖袴アヲ‥ 狩襖かりあおの下に着ける袴。八幅やのの指貫さしぬきより狭い、六幅むのの括袴くくりばかま。狩袴かりばかまあおば‐じょう青葉城アヲ‥ジヤウ (→)仙台城の異称。 ⇒あお‐ば【青葉】 あおば‐ずく青葉梟アヲ‥ヅク (青葉の頃鳴き始めるからいう)フクロウの一種。大きさはハトぐらい。背面は黒褐色、腹面は白色に黒褐色の縦斑がある。市街地にもすみ、夜間に「ホーホー」と鳴く。中国・日本などに分布。日本では夏鳥。〈[季]夏〉。 あおばずく アオバズク(1) 提供:OPO アオバズク(2) 提供:OPO →鳴声 提供:NHKサービスセンター ⇒あお‐ば【青葉】 あおば‐せせり青羽挵りアヲ‥ セセリチョウ科のチョウ。日本ではこの科で最も大形。翅は青緑色を帯びた黒色で、後翅の後角が少し突出し、橙黄色の斑紋がある。幼虫はアワブキ・ヤマビワなどを食草とし、普通は年2回発生。本州以南、中国・南アジアにかけて広く分布。 アオバセセリ 撮影:海野和男 ⇒あお‐ば【青羽・青翅】 あお‐はだ青肌アヲ‥ ①毛を剃ったあとの青々と見える肌。 ②モチノキ科の落葉高木。山地に自生。高さ約10メートル、木の肌は灰白色を帯びた緑色。雌雄異株。初夏、葉腋に緑白色の小花をつけ、果実は球形、熟すと赤色。材は細工物・薪炭用。マルバウメモドキ。 あおはた‐の青旗のアヲ‥ 〔枕〕 「木旗こはた」「忍坂おさかの山」「葛城山かずらきやま」にかかる。 あお‐バット青バットアヲ‥ プロ野球選手大下弘が愛用した青色のバット。川上哲治(1920〜)の赤バットに対抗したもので、ともに一世を風靡した。 あお‐ばと緑鳩アヲ‥ ハトの一種。大きさはイエバトぐらい。体は緑色で、胸は黄色。広葉樹林にすむ。声は尺八の音に似て哀調をおび、不吉とされる。尺八鳩。 あおばと(雄) アオバト(雄) 提供:OPO →鳴声 提供:NHKサービスセンター あお‐ばな青花アヲ‥ ①ツユクサの別称。 ②ツユクサの花弁から採取した青色の染料。 ⇒あおばな‐がみ【青花紙】 あお‐ばな青洟アヲ‥ 子供などが垂らす青みをおびた鼻汁。あおっぱな。 あおばな‐がみ青花紙アヲ‥ ツユクサの花の絞り汁で染めた和紙。水に浸すとすぐ脱色する特色を応用して、友禅・描更紗・絞り染めなどの下絵描に使用。藍紙。縹紙はなだがみ。青紙。移し紙。 ⇒あお‐ばな【青花】 あおば‐の‐すだれ青葉の簾アヲ‥ 陰暦4月1日更衣ころもがえの儀に、内裏だいりの南隅の柳にかけた簾。 ⇒あお‐ば【青葉】 あおば‐の‐ふえ青葉の笛アヲ‥ 竜笛りゅうてきの名器の名。 ①高倉天皇秘蔵の笛。初名は葉二はふたつ。 ②神戸市須磨寺にある平敦盛の遺物と伝える笛。小枝さえだの笛。 ⇒あお‐ば【青葉】 あおば‐はごろも青翅羽衣アヲ‥ カメムシ目アオバハゴロモ科の昆虫。体長約7ミリメートル。体・翅ともに淡緑色で白い粉に覆われる。幼虫は綿状の蝋をかぶる。果樹などに寄生して液汁を吸う害虫。 アオバハゴロモ 提供:ネイチャー・プロダクション ⇒あお‐ば【青羽・青翅】 あお‐はぶ青波布アヲ‥ ヘビの一種。全長約50〜100センチメートル。頭は大三角形、首細く、体表は暗緑または草緑色、尾端は紅褐色、腹部は淡緑色。有毒で、しばしば人畜を咬むが治療容易。台湾・インド・マレー・中国南部の樹上にすむ。 あお‐ば・む青ばむアヲ‥ 〔自五〕 青みをおびる。今昔物語集27「大路に―・みたる衣着たる女房の」 あおば‐もの青葉者アヲ‥ (「葉」は当て字で、青端者の意か。「青歯者」とも書く。「青」は未熟の意)中世、下級の兵の称。雑兵。歩卒。甲陽軍鑑9「―を一人討ちては槍先に血をつけ」 ⇒あお‐ば【青葉】 あおば‐やみ青葉闇アヲ‥ 青葉の茂みで昼でも暗いこと。〈[季]夏〉 ⇒あお‐ば【青葉】 あお‐はんみょう青斑猫アヲ‥メウ ツチハンミョウ科の甲虫。体は緑色で黄金色に光る。ヨーロッパ産。ハンミョウ科のハンミョウと混同されることがある。ミドリゲンセイ。 あお‐び青火アヲ‥ きつね火。おにび。 あお‐ひえ竹刀アヲヒヱ (一説に、アヲヒエ)赤児の臍ほぞの緒を切るのに用いたという、青竹製の小刀。神代紀「―を以てその児の臍ほそのおを截る」 あお‐びかり青光りアヲ‥ 青く光るさま。青みを帯びた光沢。 あお‐ひげ青髯アヲ‥ ①ひげのそりあとが青々としているもの。 ②演劇で、敵役かたきやくなどの顔の化粧法。揉上もみあげから顎あごへかけて青黛せいたいを塗り、ひげのそりあとをあらわすもの。 ③ペロー作の童話中の人物。6人も妻を殺す青髯の男。 あお‐ひとくさ青人草アヲ‥ (人のふえるのを草の生い茂るのにたとえていう)民。民草。国民。蒼生。古事記「うつしき―」 あお‐びゆ青莧アヲ‥ 〔植〕「青鶏頭あおげいとう参照。 あお‐ひょう青票アヲヘウ ⇒せいひょう あお‐びょうし青表紙アヲベウ‥ ①青い色の表紙。 ②(青い表紙を用いたからいう) ㋐近世、経書の称。転じて、儒学者。物知り。また、律義。ひとりね「何事によらず、それほどに情を入れずして、―にて行くものにあらず」 ㋑(河内本に対して)定家本の源氏物語。 ㋒浄瑠璃の稽古本。 ㋓半紙型の通俗的な児童用絵本。 ㋔御仕置例類集第2集の俗称。江戸幕府で1803年(享和3)から14年(文化11)までの刑事判例を類集したもの。 あおびょうし青標紙アヲベウ‥ 江戸幕府の法度・定書さだめがきをはじめ、儀式・典礼などに関する制規を載せた書。大野広城(1788〜1841)編。正後2編。1840〜41年(天保11〜12)刊。幕府の忌諱きいにふれ、編者は処罰された。 あお‐びょうたん青瓢箪アヲベウ‥ 未熟な青い瓢箪。転じて、顔色の青ざめた人をあざけっていう語。あおふくべ。 あお‐び・れる青びれるアヲ‥ 〔自下一〕[文]あを・びる(下二) 青くなる。顔の色が青ざめる。栄華物語つぼみ花「髪の裾細う、色―・れなどしたれば」 あお‐ふく青服アヲ‥ 労働者の作業服。薄い青色の木綿で作ったからいう。なっぱ服。転じて、労働者の意。 あお‐ふくべ青瓢アヲ‥ 青瓢箪あおびょうたんのこと。〈[季]秋〉 あお‐ぶくれ青脹れアヲ‥ 顔などが青っぽく、むくんだように見えること。 あお‐ぶさ青房・青総アヲ‥ 相撲で、土俵の吊り屋根の北東隅に垂らす青色の房。春と青竜とを表す。→白房→赤房→黒房 あお‐ふしがき青柴垣アヲ‥ (古くはアヲフシカキ)青葉のついた柴しばでつくった垣。 ⇒あおふしがき‐の‐しんじ【青柴垣の神事】 あおふしがき‐の‐しんじ青柴垣の神事アヲ‥ 島根県の美保神社で4月7日の例祭に行われる神事。古事記の国譲りの神話にもとづくものといわれ、神船のまわりに設けた椎葉の柴垣を人々が奪い合う。豊漁と航海安全の守りという。御船の神事。 ⇒あお‐ふしがき【青柴垣】 あお‐ふだ青札アヲ‥ 青色の札。特に、天正カルタの青色12枚の札。ハウ。青。 あお‐ふどう青不動アヲ‥ 仏画。京都青蓮院蔵の全身青色の不動明王像。平安中期、11世紀中葉の名作として知られ、三不動の一つ。→赤不動→黄不動 あお‐へど青反吐アヲ‥ なまなましい反吐。竹取物語「などかく頼もしげなく申すぞと、―をつきてのたまふ」 あお‐べら青倍良・青遍羅アヲ‥ キュウセン(求仙)の雄。 あお‐ほん青本アヲ‥ ①草双紙くさぞうしの一種。赤本に次いで、黒本と前後して江戸中期に流行した萌葱もえぎ色表紙のもの。多く歌舞伎または浄瑠璃・歴史・伝記物の梗概を材料とし、5丁を1冊、数冊を1部とする中本形。 ②草双紙の総称。 あお‐まつむし青松虫アヲ‥ バッタ目マツムシ科の昆虫。体長約2.4センチメートル。体は主に緑色。8月下旬頃から樹上で「りゅうりゅう」と高い音で鳴く。各種樹木の葉を食い、柿や梨の果実を食害することもある。中国南部からの侵入種とされる。 あおまつむし アオマツムシ 撮影:海野和男 あお‐まめ青豆アヲ‥ ①大豆の一品種。果実(豆)は緑色で粒の大きいもの。枝豆や豆粉などにする。 ②グリーン‐ピース。 ⇒あおまめ‐うり【青豆売】 あおまめ‐うり青豆売アヲ‥ 江戸時代、京の町で夜明け頃に青豆を売り歩いた行商人。 ⇒あお‐まめ【青豆】 あお‐み青みアヲ‥ (「青味」は当て字) ①青い程度。青さ。 ②吸物・刺身・焼魚などのあしらいにそえる緑色の野菜。 ⇒あおみ‐じょうご【青み上戸】 あおみ‐じょうご青み上戸アヲ‥ジヤウ‥ 顔色の青くなる酒飲み。世話尽「酒宴之語、―」↔赤み上戸 ⇒あお‐み【青み】 あお‐みず青みずアヲミヅ イラクサ科の一年草。高さ約40センチメートル。日蔭の湿地に生え、全体は淡緑色で軟らかい。茎は半透明、葉は卵形で先端がとがる。秋、葉腋に淡緑色の小花から成る花穂をつける。葉柄・茎を食用。 あお‐みずひき青水引アヲミヅ‥ (→)黒水引に同じ。 あお‐みずら青角髪アヲミヅラ 〔枕〕 (かかり方未詳)「依網よさみ」(地名)にかかる。万葉集7「―依網の原に」 あお‐みどり青緑アヲ‥ ①濃い緑色。ふかい藍色。 Munsell color system: 5BG5/10 ②アオミドロの異称。 あお‐みどろ水綿・青味泥アヲ‥ 接合藻類の淡水緑藻。糸状・毛髪状をなし、田・池などに生える。葉緑体は螺旋状、種類により1本〜十数本。不動性の配偶子が接合して厚壁・褐色の接合胞子を作る。 あお‐みなづき青水無月アヲ‥ (青葉の茂る頃だからいう)陰暦6月の異称。 あお・む青むアヲム 〔自四〕 ①青くなる。青々となる。源氏物語紅葉賀「おまへの前栽の、何となく―・み渡れる中に」 ②(顔色が)青ざめる。蒼白となる。源氏物語柏木「いといたう―・みやせて」 あお‐むき仰向きアフ‥ 上を向くこと。また、上を向いた状態。うわむき。「―に寝る」 あお‐むぎ青麦アヲ‥ (穂が出る前の)葉や茎の青々とした麦。〈[季]春〉 あお‐む・く仰向くアフ‥ [一]〔自五〕 上を向く。あおのく。 [二]〔他下二〕 ⇒あおむける(下一) あお‐むけ仰向けアフ‥ 上を向かせること。また、上を向いた状態。あおのけ。「―に置く」 あお‐む・ける仰向けるアフ‥ 〔他下一〕[文]あふむ・く(下二) 上を向かせる。あおのける。 あお‐むし青虫アヲ‥ モンシロチョウ・スジグロシロチョウの幼虫。体長約4センチメートル。色は緑色。菜の害虫。また、蝶や蛾の、緑色で長毛や棘とげのない幼虫の総称。 あお‐むらさき青紫アヲ‥ 青みの強い紫色。 あお‐め青芽アヲ‥ コリヤナギの、収穫したままでまだ皮をはがない枝。 あお‐め青眼アヲ‥ 眼球の虹彩こうさいの青いもの。西洋人の眼、または西洋人の意味でつかうこともある。 あお‐もの青物アヲ‥ ①(もと女房詞)野菜類の総称。蔬菜。 ②皮が青色の魚。イワシ・サバの類。 ⇒あおもの‐いち【青物市】 ⇒あおもの‐や【青物屋】 あおもの‐いち青物市アヲ‥ 野菜類の取引を専門とする市。その市場。 ⇒あお‐もの【青物】 あおもの‐や青物屋アヲ‥ 野菜や果物を売る店。八百屋。 ⇒あお‐もの【青物】 あお‐もみじ青紅葉アヲモミヂ ①まだ紅葉しない楓かえで。 ②襲かさねの色目。表は青、裏は朽葉くちば。(雁衣抄) あおもり青森アヲ‥ ①東北地方北部の県。陸奥国の大部分を管轄。面積9606平方キロメートル。人口143万7千。全10市。 →津軽じょんから節 提供:コロムビアミュージックエンタテインメント(株) ②青森県の市。県庁所在地。津軽藩の外港として発展。東北本線・奥羽本線・津軽線の結節点。ねぶた祭は東北三大祭の一つとして有名。産業は食品・製材等の諸工業。人口31万2千。 ⇒あおもり‐とどまつ【青森椴松】 あおもり‐とどまつ青森椴松アヲ‥ オオシラビソの別称。青森地方に多い。 ⇒あおもり【青森】 あお‐や青屋アヲ‥ 藍染あいぞめを業とする者。近世、京都では賤民視され、獄門や牢舎清掃などの労役を課せられた。 ⇒あおや‐だいく【青屋大工】 あお‐やか青やかアヲ‥ 青くあざやかなさま。青々としたさま。源氏物語「御簾―にかけわたして」 あお‐やがら青矢柄アヲ‥ 魚類のヤガラの一種。体色が青みを帯びる。→やがら3 あお‐やき青焼アヲ‥ ①青写真のこと。 ②印刷製版で、版に焼き付ける原板から作った校正用の青写真。 あお‐やぎ青柳アヲ‥ ①葉が茂って青々とした柳。多く、春の芽ぶいた頃のものをいう。あおやなぎ。〈[季]春〉。万葉集5「梅の花咲きたる園の―を」 ②襲かさねの色目。表は青、裏は薄青、また表裏ともに濃青。春着用。(山科家色目抄) ③催馬楽の一つ。 ④地歌・箏曲の一つ。 ㋐地歌。三味組歌の一つ。柳川検校作曲。 ㋑地歌・箏曲。石川勾当作曲。京風手事物。能の「遊行柳」による。八重崎検校箏手付。「新青柳」とも。 ⑤端唄・小唄の一つ。 ⑥バカガイの身の俗称。 ⇒あおやぎ‐そう【青柳草】 ⇒あおやぎ‐の【青柳の】 あおやぎ‐そう青柳草アヲ‥サウ 草原に自生するユリ科の多年草。高さ30〜80センチメートル。葉は長い披針形。春、花茎を伸ばし帯緑色の小花を円錐花序に綴る。根茎は有毒。→しゅろそう⇒あお‐やぎ【青柳】 あおやぎ‐の青柳のアヲ‥ 〔枕〕 「かづら」「いと」にかかる。 ⇒あお‐やぎ【青柳】 あおや‐だいく青屋大工アヲ‥ 近世、牢屋の建築、はりつけ・獄門などの用具の調製に従事した大工。 ⇒あお‐や【青屋】 あお‐やなぎ青柳アヲ‥ (→)「あおやぎ」1に同じ。 あお‐やま青山アヲ‥ ①草木の茂って青々とした山。古事記「―に鵼ぬえは鳴きぬ」 ②祝儀などに用いる細工かまぼこの一種。白の生地の周りに緑の縁をつけた板付きのもの。 あおやま青山アヲ‥ (もと青山氏の邸があった)東京都港区西部から渋谷区東部にかけての地区名。 ⇒あおやま‐がくいん‐だいがく【青山学院大学】 ⇒あおやま‐ごしょ【青山御所】 あおやま青山アヲ‥ 姓氏の一つ。 ⇒あおやま‐すぎさく【青山杉作】 ⇒あおやま‐ただとし【青山忠俊】 ⇒あおやま‐たねみち【青山胤通】 ⇒あおやま‐のぶゆき【青山延于】 あおやま‐がくいん‐だいがく青山学院大学アヲ‥ヰン‥ キリスト教系の私立大学。1874年(明治7)メソジスト派宣教師によって東京麻布に設立された女子小学校、耕教学舎(78年築地)、美会神学校(79年横浜)が起源。のち東京英学校・東京英和学校を経て94年青山学院と改称。1949年新制大学。本部は東京都渋谷区。 ⇒あおやま【青山】 あおやま‐ごしょ青山御所アヲ‥ 東京都港区元赤坂にあった御所。英照皇太后・昭憲皇太后ほかの居所となる。 ⇒あおやま【青山】 あおやま‐すぎさく青山杉作アヲ‥ 俳優・演出家。本名、達美。新潟県生れ。築地小劇場・俳優座創立に参加。「検察官」などを演出。映画「生の輝き」などに出演。(1889〜1956) 青山杉作 撮影:田沼武能 ⇒あおやま【青山】 あおやま‐ただとし青山忠俊アヲ‥ 江戸初期の譜代大名。伯耆守。遠江浜松の生れ。1615年(元和1)徳川家光の補導役の一人となる。20年、加増されて武蔵岩槻4万5000石。23年、家光の勘気にふれ上総大多喜2万石に減封。(1578〜1643) ⇒あおやま【青山】 あおやま‐たねみち青山胤通アヲ‥ 医学者。内科学者。美濃(岐阜県)出身。東大教授・伝染病研究所長。癌研究会を創立。(1859〜1917) ⇒あおやま【青山】 あおやま‐のぶゆき青山延于アヲ‥ 江戸後期の儒学者。号は拙斎。水戸藩士。彰考館総裁・弘道館総教。立原翠軒に学ぶ。「大日本史」の編纂に従事。著「皇朝史略」など。(1776〜1843) ⇒あおやま【青山】 あお‐やまぶき青山吹アヲ‥かさねの色目。表は青、裏は黄。春に用いる。(桃華蘂葉) あお‐ゆ青柚アヲ‥ 結実して間のない、小粒で濃緑色のユズの実。〈[季]夏〉 あおり煽りアフリ ①あおること。風に吹かれて動くこと。 ②余勢。 ③そそのかすこと。煽動。「―行為」 ④江戸時代、劇場の木戸の前で扇を開き客を招き寄せること。 ⑤穀粒などを煽って、その重さによって選別する農具。唐箕とうみが発達して、すたれた。 ⑥(写真用語)レンズ固定板や焦点面を、光軸に対して直角から傾けること。また、その機構。建築物などを歪みなく撮影できる。 ⇒あおり‐あし【煽り足】 ⇒あおり‐がい【煽り買い】 ⇒あおり‐かえし【煽り返し】 ⇒あおり‐どめ【煽り止め】 ⇒あおり‐まど【煽り窓】 ⇒煽りを食う あおり障泥・泥障アフリ (アオ(煽)ルの連用形から)泥よけの馬具。毛皮または皺革しぼかわなどで造り、下鞍の間に差しこんで馬腹の両脇を覆う。後には飾りとなり晴天にも用いた。しょうでい。〈倭名類聚鈔15〉 障泥 ⇒あおり‐いか【障泥烏賊】 ⇒あおり‐いた【障泥板】 ⇒障泥を打つ あおり‐あし煽り足アフリ‥のしの泳法の足の動かし方。 ⇒あおり【煽り】 あおり‐いか障泥烏賊アフリ‥ ジンドウイカ科のイカ。胴長45センチメートルに達する。胴の全長に沿って広がるひれを波打たせて泳ぐことが和名の由来。雌には淡色の斑点が、雄には多数の短い横縞がある。日本各地に普通に見られ、九州では餌木(擬餌の一種)で漁獲。食用。乾製品を水鯣みずするめまたは藻鯣という。みずいか。いずいか。もいか。ばしょういか。 あおりいか アオリイカ 提供:東京動物園協会 ⇒あおり【障泥・泥障】 あおり‐いた障泥板アフリ‥ 棟の左右にある雨押えの板。 ⇒あおり【障泥・泥障】 あおり‐がい煽り買いアフリガヒ 相場を騰貴させるために買うこと。買いあおり。 ⇒あおり【煽り】 あおり‐かえし煽り返しアフリカヘシ 劇場の大道具用語。張物はりものの軸を中心として、左右に折り返し、別の場面に転換すること。→打返し⇒あおり【煽り】 あおり‐た・てる煽り立てるアフリ‥ 〔他下一〕[文]あふりた・つ(下二) (「煽る」を強めた語) ①風が物を激しく揺り動かす。 ②そそのかす。煽動する。「劣情を―・てる」 あおり‐どめ煽り止めアフリ‥ 開いた戸・扉が風に煽られるのを防ぐために、壁や柱にとめて置く金具。 ⇒あおり【煽り】 あおり‐まど煽り窓アフリ‥ 窓枠と建具の上框うわかまちまたは下框とを蝶番ちょうつがいで連結し、外部に建具を押し上げまたは押し下げて開くようにした窓。 ⇒あおり【煽り】

広辞苑 ページ 115 での○青は藍より出でて藍より青し単語。