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そ‐の【其の】🔗🔉

そ‐の其の】 [一]〔連体〕 (もと、ソは代名詞、ノは格助詞)話し手から「それ」と指せる位置にある物・事にかかわる意。 ①自分から離れ、相手からは遠いとは考えられないような位置にあるものを指示する。古事記「八重垣つくる―八重垣を」。「―本を下さい」 ②今述べる事柄に関係することを、相手の立場を基準に述べる形で指示する。従って「或る」の意に近く用いられることがある。枕草子23「冊子をひろげさせ給ひて、―月、なにのをり、―人のよみたる歌はいかに、と問ひ聞えさせ給ふを」。「1キロほどで橋に出るが、―前の道を右に行けばいい」「―点は十分に承知しています」 [二]〔感〕 言葉の詰まった時や口ごもる時などに、次につなぐために挟む語。「つまり―何ですよ」 ⇒其の足で ⇒其の気になる ⇒其の事となし ⇒其の物ともなし ○其の足でそのあしで ある場所へ行き、そのまま続いて別の場所へ行くこと。「市役所へ行った―病院へまわる」 ⇒そ‐の【其の】

広辞苑 ページ 11626 での其の単語。