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○側目にかくそばめにかく🔗⭐🔉
○側目にかくそばめにかく
①横目に見る。平家物語4「月を少しそばめにかけつつ」
②冷たい目で見る。曾我物語1「御気色もあしく、傍輩もそばめにかけければ」
⇒そば‐め【側目】
そば・める【側める】
〔他下一〕[文]そば・む(下二)
①横に向ける。ゆがめる。宇津保物語蔵開上「かうぶりも打ち―・めてさし入れ」
②憎らしい、見るにたえない様子だとして、顔や目をそむける。源氏物語空蝉「ひきつくろひ―・めたるうはべをのみこそ見給へ」。「目を―・める」
そば‐や【蕎麦屋】
蕎麦などを食べさせ、または売る家。また、その人。
そば‐やき【蕎麦焼】
蕎麦粉を練り固めて焼いたもの。
そば‐やく【側役】
側近く仕える役。近侍。昵近じっきん衆。
そば‐ゆ【蕎麦湯】
蕎麦をゆでた湯。また、蕎麦粉を溶いた湯。〈[季]冬〉。夏目漱石、坊つちやん「いつの間にか寝て居る枕元へ―を持つて来てくれる」
そば・ゆ【戯ゆ】
〔自下二〕
⇒そばえる(下一)
そば‐ようにん【側用人】
江戸幕府の職名。1681年(天和1)徳川綱吉が創置。側衆を監督し、将軍の命令を老中に伝え、老中・若年寄の上申を将軍に取り次ぎ、評定所にも列する譜代大名。格式は老中に準じ、その権勢は老中をしのいだ。もと近習出頭人きんじゅしゅっとうにん。御側おそば御用人。
そば‐よ・す【側寄す】
〔他下二〕
かたわらに寄せる。かたよせる。枕草子76「やり戸のもとなどに―・せて」
そ‐はん【粗飯】
粗末な飯。人に食事をすすめる時に言う謙譲語。
そ‐ばん【礎盤】
禅宗様建築などで、柱の下端と礎石との間に置く木または石の盤。双盤。
礎盤
そ‐はんのう【素反応】‥オウ
いくつかの反応段階を経て進む化学反応におけるおのおのの段階。ただ一つの素反応から成る反応を単純反応、二つ以上の素反応の組合せでできている反応を複合反応と呼ぶ。
そ‐ひ【祖妣】
(「妣」は亡母の意)
①死んだ祖母。
②先祖と亡母。
そび
(他動詞「そびく」の語幹か)
⇒そびをかう
そび【鴗】
カワセミの異称。そにどり。
そ‐び【鼠尾】
筆の異称。
⇒鼠尾を支う
そびえ‐た・つ【聳え立つ】
〔自五〕
山・建物などが、目立って高く立つ。
ソビエト【Sovet ロシア】
(評議会・会議の意)
①ソビエト連邦の政治的基礎。1905年ペテルブルグその他で労働者が組織したのに始まり、17年の二月革命後は労働者・兵士代表から成るソビエト(労兵会)が革命指導機関となり、十月革命後、農民代表ソビエトと合同し、正式にロシアの権力機関となる。各共和国・自治国・州ごとに設置され、各ソビエトから選出された代議員によって最高ソビエト(ソ連邦最高会議)を構成。
②ソビエト社会主義共和国連邦の略。
⇒ソビエト‐きょうさんとう【ソビエト共産党】
⇒ソビエト‐しゃかいしゅぎ‐きょうわこく‐れんぽう【ソビエト社会主義共和国連邦】
⇒ソビエト‐れんぽう【ソビエト連邦】
⇒ソビエト‐ロシア【Soviet Russia】
ソビエト‐きょうさんとう【ソビエト共産党】‥タウ
ソビエト連邦の唯一の指導政党。1898年ロシア社会民主労働党の創立に始まり、1918年にロシア共産党(ボリシェヴィキ)、25年に全連邦共産党、さらに52年にソビエト連邦共産党と改称。マルクス主義を指導理論とし、ロシア革命後は政権獲得と共に一党独裁制をとり、社会主義建設の中核となった。ペレストロイカを経て90年複数政党制を承認、91年解散。93年ロシア連邦共産党が結成された。ソ連共産党。
⇒ソビエト【Sovet ロシア】
ソビエト‐しゃかいしゅぎ‐きょうわこく‐れんぽう【ソビエト社会主義共和国連邦】‥クワイ‥パウ
ロシアの1917年の十月革命によってユーラシア北部に成立した世界最初の社会主義国。ロシア連邦・ウクライナ・白ロシア・ウズベク・カザフ・グルジア・アゼルバイジャン・リトアニア・モルダヴィア・ラトヴィア・キルギス・タジク・アルメニア・トルクメン・エストニアの15の共和国から構成された多民族国家。ソビエト連邦・ソ連・USSRと略称。第二次大戦後の冷戦時代、アメリカ合衆国と並ぶ超大国だったが、91年12月に解体。新たにCIS(独立国家共同体)が成立した。→CIS→ロシア。
⇒ソビエト【Sovet ロシア】
ソビエト‐れんぽう【ソビエト連邦】‥パウ
ソビエト社会主義共和国連邦の略。
⇒ソビエト【Sovet ロシア】
ソビエト‐ロシア【Soviet Russia】
ソビエト政権治下のロシアの意。ソ連邦の俗称。
⇒ソビエト【Sovet ロシア】
そび・える【聳える】
〔自下一〕[文]そび・ゆ(下二)
①山などが高く立つ。そそり立つ。そばだつ。平家物語2「堂舎とうじゃ高く―・えて」
②身の丈がすらりとしている。紫式部日記「宣旨の君は、ささやけ人の、いと細やかに―・えて」
そびき‐もの【聳物】
連歌・俳諧で、天象のうち聳えたなびく雲・霞・霧・烟などのこと。これらは3句以上隔てるべきものとする。
そび・く
〔他四〕
①探り知るために誘う。さそい出す。おびく。浄瑠璃、新薄雪物語「切身を見せて―・けども、迂闊に乗らぬ」
②むりに引っぱる。しょびく。しょっぴく。歌舞伎、名歌徳三升玉垣「山主公のお館へ―・いて行くがおいらが役目」
そび・く【聳く】
〔自四〕
①そびえる。三蔵法師伝承徳頃点「聳ソヒケル石」。〈類聚名義抄〉
②雲などがたなびく。今昔物語集7「黒雲空に―・きて甘露の雨降ること」
そ‐ひつ【粗筆・楚筆】
①粗末な筆。
②つたない筆跡。また、自分の筆跡の謙譲語。拙筆。
そび‐やか【聳やか】
高く立っているさま。身の丈がすらりと高いさま。宇津保物語国譲上「あてに―なる御かたちの、御ぐし丈にすこしあまりたり」
そびやか・す【聳やかす】
〔他五〕
聳えるようにする。高く起こし立てる。「肩を―・す」
そびや・ぐ【聳やぐ】
〔自四〕
聳えたさまである。身の丈がすらりとしている。源氏物語松風「いたう―・ぎ給へりしが」
そび・ゆ【聳ゆ】
〔自下二〕
⇒そびえる(下一)
そ‐ひょう【粗氷】
霧氷の一種。空気中の過冷却水粒が樹木や地物に衝突してできる半透明または透明の氷。樹氷にくらべて組織が大きい。
そ‐びょう【祖廟】‥ベウ
先祖のみたまや。たまや。
そ‐びょう【素描】‥ベウ
①(dessin フランス)単一色、一般に黒色の線もしくは点で、物の形象をあらわした絵。絵画の基礎となるもの。すがき。デッサン。
②転じて、ある物事の簡潔な文章表現。
そ‐びょう【粗描】‥ベウ
物事のあら筋だけを大まかに描くこと。
そ‐びら【背】
(背平せびらの意)せなか。せ。古事記中「その―をとりて、剣を尻より刺し通し給ひき」
そびらか・す
〔他四〕
そらす。しそこなう。日葡辞書「ヤ(矢)ヲイソビラカス」
そび・れる
〔自下一〕
(他の動詞連用形に付けて用いる)機会を失ってなしとげ得ない。しそこなう。浮世風呂前「ゆふべは寝―・れて困り切つたて」。「言い―・れる」

広辞苑 ページ 11637 での【○側目にかく】単語。