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たいか‐の‐かいしん【大化改新】‥クワ‥🔗🔉

たいか‐の‐かいしん大化改新‥クワ‥ 大化元年(645)夏、中大兄皇子(のちの天智天皇)を中心に、中臣(藤原)鎌足ら革新的な豪族が蘇我大臣家を滅ぼして開始した古代政治史上の大改革。孝徳天皇を立て都を難波に移し、翌春、私有地・私有民の廃止、国・郡・里制による地方行政権の中央集中、戸籍の作成や耕地の調査による班田収授法の実施、調・庸など税制の統一、の4綱目から成る改新の詔みことのりを公布、古代東アジア的な中央集権国家成立の出発点となった。しかし、律令国家の形成には、壬申の乱(672年)後の天武・持統朝の改革が必要であった。大化新政。大化革新。 →文献資料[改新の詔] ⇒たいか【大化】 ○大廈の材は一丘の木にあらずたいかのざいはいっきゅうのきにあらず [王褒、四子講徳論]大事業は必ず大勢の力によるもので、決して一人の力でできるものではない。 ⇒たい‐か【大廈】 ○大廈の顛れんとするは一木の支うる所にあらずたいかのたおれんとするはいちぼくのささうるところにあらず [文中子事君]大勢たいせいがすでに傾きかけている時には、一人の力ではどうすることもできない。 ⇒たい‐か【大廈】

広辞苑 ページ 11764 での大化改新単語。