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○一口に出づるが如しいっこうにいづるがごとし🔗⭐🔉
○一口に出づるが如しいっこうにいづるがごとし
[韓非子内儲説下]一人の口から出たように、衆人の言が同じであること。
⇒いっ‐こう【一口】
いっこう‐りょうぜつ【一口両舌】‥リヤウ‥
うそをつくこと。二枚舌。天草本伊曾保物語「さりとては―なものぢや」
⇒いっ‐こう【一口】
いっ‐こく【一刻】
①ひととき。
㋐わずかの時間。「―を争う」
㋑昔の一時ひとときの4分の1。約30分。
②(「一国」とも書く)頑固なこと。人の言を聞かず、腹立ちやすいこと。傾城買四十八手「手めへのやうな―を云ふものはねへ」。「―な老人」
⇒いっこく‐ぜめ【一刻攻め】
⇒いっこく‐せんきん【一刻千金】
⇒いっこく‐もの【一刻者】
いっ‐こく【一国】
①一つの国。
②国全体。全国。
③⇒いっこく(一刻)2。
⇒いっこく‐いちじょう【一国一城】
⇒いっこく‐しゃかいしゅぎ【一国社会主義】
⇒いっこく‐にせいど【一国二制度】
⇒いっこく‐もの【一国者】
いっこく‐いちじょう【一国一城】‥ジヤウ
①一つの国を領し一つの城を有すること。転じて、他の干渉・援助を受けず、独立していること。「―の主あるじ」
②一つの国に城一つだけを置くこと。江戸初期、幕府の大名統制策として、「一国一城の令」が出された。
⇒いっ‐こく【一国】
いっこく‐しゃかいしゅぎ【一国社会主義】‥クワイ‥
世界革命を待たずとも、一国だけで社会主義社会の建設が可能であるとする主張。歴史的には、スターリンとブハーリンが、永久革命論を唱えるトロツキーとの闘争過程で1920年代に唱道。
⇒いっ‐こく【一国】
いっこく‐ぜめ【一刻攻め】
一気に敵を攻めること。
⇒いっ‐こく【一刻】
いっこく‐せんきん【一刻千金】
[蘇軾、春夜詩「春宵一刻直千金」]春の宵の一ときは千金にも価することから、大切な時や楽しい時の過ぎやすいのを惜しんでいう。
⇒いっ‐こく【一刻】
いっこく‐にせいど【一国二制度】
政治上は統一された国家でありながら、経済・社会体制上は二つの制度(社会主義・資本主義)の共存を認めるという中国の政策。中国返還後の香港・マカオに適用。一国両制。
⇒いっ‐こく【一国】
いっこく‐もの【一刻者】
片意地かたいじな人。一徹いってつ者。一国者。人情本、春色辰巳園「今まで他ひとには上手もつかはず、―でとほしたのが」
⇒いっ‐こく【一刻】
いっこく‐もの【一国者】
(→)一刻者に同じ。
⇒いっ‐こく【一国】
いっ‐こじん【一個人】
⇒いちこじん
いっこ‐だて【一戸建て】
集合住宅でなく、1戸ごとに独立して建てること。また、その家。「―の家」「―に住む」
⇒いっ‐こ【一戸】
いっこ‐てん【一壺天】
[後漢書方術伝下、費長房](費長房が薬売りの老翁とともに壺中に入って、別世界の楽しみをした故事から)一つの小天地。別世界。また、酒を飲んで俗世を忘れる楽しみ。壺中の天。
いっこ‐はんこ【一箇半箇】
(「一人か半人」「きわめて少数」の意)得難い人。碧巌録六則、頌評唱「尽大地、無―」
⇒いっ‐こ【一個・一箇】
いっこ‐まえ【一戸前】‥マヘ
(→)一軒前に同じ。
⇒いっ‐こ【一戸】
いっ‐こん【一喉】
(魚の)1匹。1尾。狂言、鱸庖丁「鱸三喉のうち、―洗へと言へ」
いっ‐こん【一献】
①1杯の酒。
②ひとたび盃をさすこと。転じて、酒のふるまい。小酒宴。太平記5「ある夜―の有りけるに」
③室町時代以後の礼法で、客に、肴に盃をそえて出し、酒を3杯すすめること。→献こん
いっこん‐ぞめ【一斤染】
紅花べにばな1斤で絹1匹を薄紅色に染めること。また、その染物。
いっさ【一茶】
⇒こばやしいっさ(小林一茶)。
⇒いっさ‐き【一茶忌】
いっ‐さい【一切】
〔名・副〕
(古くはイッセツとも)
①すべてのこと。残らず。全体。徒然草「―の有情うじょうを見て、慈悲の心なからんは、人倫にあらず」。「家事―を取りしきる」
②(下に打消の語を伴って)全く。全然。史記抄「―に承引もつかまつらねど」。「お世話は―しません」
⇒いっさい‐うじょう【一切有情】
⇒いっさい‐かいく【一切皆苦】
⇒いっさい‐かいくう【一切皆空】
⇒いっさい‐がっさい【一切合切】
⇒いっさい‐しゅじょう【一切衆生】
⇒いっさい‐しゅち【一切種智】
⇒いっさい‐ち【一切智】
⇒いっさい‐ほう【一切法】
⇒一切衆生悉有仏性
いっ‐さい【一再】
1、2度。1、2回。一両度。
⇒いっさい‐ならず【一再ならず】
いっ‐さい【一菜】
1種類のおかず。「一汁―」
いっ‐さい【逸才】
①(→)「いつざい」に同じ。
②獅子の異称。
いつ‐ざい【逸材】
すぐれた才。すぐれた人物。
いっさい‐うじょう【一切有情】‥ジヤウ
〔仏〕(→)一切衆生に同じ。
⇒いっ‐さい【一切】
いっさい‐かいく【一切皆苦】
〔仏〕一切の現象的存在はすべて苦であるということ。三法印さんぼういんにこれを加えて四法印ともする。一切行苦。
⇒いっ‐さい【一切】
いっさい‐かいくう【一切皆空】
〔仏〕あらゆる現象や存在は、実体を有せず空であるということ。
⇒いっ‐さい【一切】
いっさい‐がっさい【一切合切】
(「一切合財」とも書く)なにもかも。すべて。残らず。「財産の―を失う」
⇒いっ‐さい【一切】
いっさい‐きょう【一切経】‥キヤウ
経蔵・律蔵・論蔵の三蔵およびその注釈書を含めた仏教聖典の総称。大蔵経。
⇒いっさいきょう‐え【一切経会】
⇒いっさいきょう‐おんぎ【一切経音義】
いっさいきょう‐え【一切経会】‥キヤウヱ
一切経を供養する法会。大蔵会。
⇒いっさい‐きょう【一切経】
いっさいきょう‐おんぎ【一切経音義】‥キヤウ‥
一切経に収められている難解な字句の音と意味とを解説した書。
①唐の玄応撰。25巻。貞観(627〜649)末年成る。華厳経以下454部の経論中の字句を注解したもの。玄応音義。大蔵経音義。
②唐の慧琳えりん撰。100巻。783〜807年成る。大般若経以下1220部の経論中の字句を注解した、従来のものの集大成。慧琳音義。
⇒いっさい‐きょう【一切経】
いっさい‐しゅじょう【一切衆生】‥ジヤウ
〔仏〕生きとし生けるもの。時には人間のみにいう。一切有情。
⇒いっ‐さい【一切】
広辞苑 ページ 1229 での【○一口に出づるが如し】単語。