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ちょう【調】テウ🔗⭐🔉
ちょう【調】テウ
①音声や文章のしらべ。おもむき。「七五―」
②(「徴」と通ずる)律令制の現物納租税の一種。大化改新では田の面積に応ずる田調と戸ごとの戸調とがあった。7世紀末から唐の制度にならって成年男子の人頭税とし、繊維製品・海産物・鉱産物など土地の産物を徴収した。分量は、例えば麻布・栲布たえのぬのの場合に一人当り2丈8尺。ほかに調副物ちょうのそわりつものという付加税もある。みつぎ。→庸よう。
③ある楽曲または楽句の基づく音階の種類で、主音の位置によって定まる音組織の特性。
㋐雅楽の調子。→六調子。
㋑中国音楽の調子。→七声→均→十二律。
㋒西洋の調性音楽の長短の七音音階では、理論上、イ・ロ・ハ・ニ・ホ・ヘ・トとそのそれぞれに嬰・変を冠した21音を主音とする長短各21調があり、平均律ではそのうち長短各12調を用いる。調子。
④双六で二つの采に同じ目の出ること。重ちょう。
広辞苑 ページ 12811 での【調】単語。