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○一夫関に当たれば万夫も開くなしいっぷかんにあたればばんぷもひらくなし🔗🔉

○一夫関に当たれば万夫も開くなしいっぷかんにあたればばんぷもひらくなし [李白、蜀道難詩]けわしい地勢の地にある関所は、一人の男が守備に当たるだけで、万人の兵が攻めても陥落することが無い。きわめて要害堅固な地形をいう。 ⇒いっ‐ぷ【一夫】 いっ‐ぷく一服】 ①薬・茶・煙草などを1回のむこと。〈文明本節用集〉。「食後の―」 ②転じて、ちょっとの間やすむこと。ひと休み。「切りのよいところで―する」 ③1回分の粉薬を1包にしたもの。特に、毒薬1包。「―盛る」 ⇒いっぷく‐いっせん【一服一銭】 ⇒いっぷく‐ちゃ【一服茶】 ⇒いっぷく‐やく【一服薬】 いっ‐ぷく一幅】 書画の掛物一つ。→幅ふく⇒いっぷく‐かけ【一幅掛】 いっ‐ぷく一腹】 同じ母の腹から生まれたこと。同腹。浄瑠璃、出世景清「阿古屋が―の兄伊庭の十郎広近」 ⇒いっぷく‐いっしょう【一腹一生】 いっぷく‐いっしょう一腹一生‥シヤウ 同じ父母から生まれた兄弟姉妹。一腹一種。曾我物語10「―の兄どもが親の敵かたき討つとて」 ⇒いっ‐ぷく【一腹】 いっぷく‐いっせん一服一銭】 路傍などで一服の煎茶を1銭(1文)で売ったこと。また、その人。 ⇒いっ‐ぷく【一服】 いっぷく‐かけ一幅掛】 床の間に掛物1幅をかけて、その下に置物・盆石などを一つ置くこと。 ⇒いっ‐ぷく【一幅】 いっぷく‐ちゃ一服茶】 1杯だけの茶。茶は1杯だけ飲むものでないとして忌む。一杯茶。 ⇒いっ‐ぷく【一服】 いっぷく‐やく一服薬】 一服のむとなおるという売薬。 ⇒いっ‐ぷく【一服】 い‐つぶ・す鋳潰す】 〔他五〕 金属の器物をとかして地金じがねにかえす。 いっぷ‐たさい一夫多妻】 一人の夫が同時に多数の女性を妻にもつ婚姻形態。 ⇒いっ‐ぷ【一夫】 いつ‐ぶつ逸物⇒いちもつ いつ‐ぶん逸文・佚文】 ①散逸して伝わらない、また一部分のみ残存する文章。「風土記―」 ②世に知られない文章。 ③(逸文と書く)すぐれた文章。 いつ‐ぶん逸聞】 世間一般に知られていない珍しい話。 いつ‐へ厳瓫・厳瓮】 (イツは神聖・厳粛の意。ヘは容器)神聖な土器。主として神酒みきを盛り、祭祀に用いる。〈神武紀訓注〉 いっ‐ぺいそつ一兵卒】 一人の下級兵士。比喩的に、命令を受けて下働きをする者。「―として働く」 いっ‐ぺき一碧】 一面に青い色となること。「水天―」 ⇒いっぺき‐ばんけい【一碧万頃】 いっぺき‐ばんけい一碧万頃】 [范仲淹、岳陽楼記]水面が見渡す限り青く広々としている形容。「頃」は地積の単位で、1頃は100畝。 ⇒いっ‐ぺき【一碧】 いっ‐ぺん一片】 ①ひとひら。ひときれ。「―の花びら」 ②少しばかり。わずか。「―の良心もない」 ⇒いっぺん‐の‐ひょうしん【一片の氷心】 いっ‐ぺん一変】 物事のすっかりかわること。「事態が―する」 いっ‐ぺん一偏】 専らにすること。ひたすら。太平記19「―に思ひ切つて」 いっ‐ぺん一遍】 ①1度。1回。 ②ひととおり。「通り―」 ③一部始終。天草本伊曾保物語「かの―を語つて」 ④(副詞的に)そこらじゅう。心あたりをすべて。浄瑠璃、新版歌祭文「―こなたをたづねたわいの」 ⇒いっぺん‐こっきり【一遍こっきり】 ⇒いっぺん‐に【一遍に】 いっぺん一遍】 鎌倉中期の僧。時宗の開祖。諱いみなは智真。伊予の人。法然の門弟証空の弟子聖達を師としたが、のち熊野に参籠し、衆生往生は決定しているとの霊告を得、以後踊念仏を民衆に勧め、阿弥陀名号の算ふだを配って諸国を遊行ゆぎょうしたので、世に遊行上人・捨聖すてひじりと称した。その教えは「語録」「播州問答集」等に見える。諡号しごうは円照大師・証誠大師。(1239〜1289)→賦算ふさん→文献資料[一遍上人語録] ⇒いっぺんしょうにん‐えでん【一遍上人絵伝】 ⇒いっぺんしょうにん‐ごろく【一遍上人語録】 いっ‐ぺん一編・一篇】 一つの文章・文書。また、それをまとめた書物一つの称。 いっぺん‐こっきり一遍こっきり】 たった1度だけ。1回限り。「―しか来なかった」 ⇒いっ‐ぺん【一遍】 いっぺんしょうにん‐えでん一遍上人絵伝‥シヤウ‥ヱ‥ 一遍の遍歴の生涯を描いた絵巻。門弟聖戒の詞、法眼円伊の絵で1299年(正安1)完成した京都歓喜光寺ほか所蔵の「一遍聖絵ひじりえ」12巻が芸術作品としても極めて価値が高い。別に宗俊が編述した系統のもの(「一遍上人縁起絵」などと称)も伝存。 ⇒いっぺん【一遍】 いっぺんしょうにん‐ごろく一遍上人語録‥シヤウ‥ 一遍の法語・和讃・和歌などを収めた言行録。2巻。一海の編で1763年(宝暦13)刊。 →文献資料[一遍上人語録] ⇒いっぺん【一遍】 いっぺん‐とう一辺倒‥タウ [近思録](第二次大戦後、中国から入ってきた語)一方のみに傾倒すること。「洋酒―の酒飲み」 いっぺん‐に一遍に】 複数のことをいちどきにするさま。同時に。一度に。「―片づく」 ⇒いっ‐ぺん【一遍】 いっぺん‐の‐ひょうしん一片の氷心】 [王昌齢、詩「一片の氷心玉壺に在り」]清く澄みきった心境。 ⇒いっ‐ぺん【一片】 いっ‐ぽ一歩】 ①ひとあし。ひとあゆみ。 ②いちだん。 ⇒一歩進める ⇒一歩も引かぬ ⇒一歩を譲る いつ‐ぼう鷸蚌‥バウ (イッポウとも)しぎとはまぐり。しぎとどぶがい。 ⇒いつぼう‐の‐あらそい【鷸蚌の争い】 いっ‐ぽう一方‥パウ ①一つの方面。ある方向。 ②両者のうちの片一方。片方。「―の肩を持つ」 ③専念すること。一途いちず。かたよること。「下がる―」「かせぐ―の人」 ④衝重ついがさねの前方1カ所のみに刳形くりかたのあるもの。 ⑤(接続詞的に)ところでもう一つの側では。別の面からみると。「―、違った見方もある」 ⇒いっぽう‐ぐち【一方口】 ⇒いっぽう‐こうい【一方行為】 ⇒いっぽう‐つうこう【一方通行】 ⇒いっぽう‐てき【一方的】 いっ‐ぽう一法‥パフ 一つの方法。或る方法。「―を案ずる」「それも―だね」 いっ‐ぽう一法‥ポフ 〔仏〕一事。一物。妻鏡「思ひと思ふ心、成しと成す態わざ、―として無常に帰せずと云事なし」↔万法まんぼう いっ‐ぽう一報】 一度知らせること。また、簡単な知らせ。「ご―下さい」 いっぽう‐ぐち一方口‥パウ‥ 一方だけに設けられた出入口。 ⇒いっ‐ぽう【一方】 いっぽう‐こうい一方行為‥パウカウヰ 〔法〕(→)単独行為に同じ。 ⇒いっ‐ぽう【一方】 いっぽう‐つうこう一方通行‥パウ‥カウ ①交通規制で、車両などの通行を一方向だけに限ること。 ②意思伝達などが一方的に行われるだけで、応ずる側の意思が反対側には伝わらないこと。また、そのような関係。一方交通。 ⇒いっ‐ぽう【一方】 いっぽう‐てき一方的‥パウ‥ ①ある一方にかたよるさま。「―な勝利」 ②相手のことを考えずに、自分の方だけのことを考えてするさま。「―な言い分」「―に宣言する」 ⇒いっ‐ぽう【一方】 いっぽう‐ど一抔土】 ①手のひらでひとすくいするほどの土。少量の土。 ②[史記張釈之伝](宗廟に収蔵された大量の器物の一部を大きな御陵のわずかな土にたとえた故事から)墳墓ふんぼの異称。 いつぼう‐の‐あらそい鷸蚌の争い‥バウ‥アラソヒ [戦国策燕策](鷸しぎと蚌はまぐりとが争いに夢中になっている間に、両方とも漁師にとられたという故事から)二人が利を争っている間に、第三者にやすやすと横どりされて、共倒れになるのを戒めた語。→漁父ぎょふの利 ⇒いつ‐ぼう【鷸蚌】

広辞苑 ページ 1282 での○一夫関に当たれば万夫も開くなし単語。