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いとま【暇・遑】🔗🔉

いとま暇・遑】 ①休む間。用事のない時。ひま。万葉集6「―を無みと里にゆかずあらむ」 ②それをするのに必要な時間のゆとり。源氏物語梅枝「これは、―いりぬべきものかな」。「応接に―がない」「枚挙に―がない」 ③休暇。源氏物語桐壺「まかでなむとし給ふを、―さらに許させ給はず」。「―を願う」 ④辞職。致仕。「―を取る」 ⑤喪にひきこもること。宇津保物語国譲上「おとども御―になり給ひぬれば」 ⑥別れ去ること。離別。また、そのあいさつ。源氏物語松風「―聞えしほど過ぎつれば」。「お―します」「―を告げる」 ⑦奉公を免じて去らせること。解雇。「―が出る」 ⑧離婚。離縁。「―を出す」 ⑨隙間すきま。隙ひま。夫木和歌抄3「玉柳枝の―も見えぬ春かな」 ⇒いとま‐あき【暇明き】 ⇒いとま‐ごい【暇乞い】 ⇒いとま‐じょう【暇状】 ⇒いとま‐の‐ひま【暇の隙】 ⇒いとま‐の‐ふくろ【暇の袋】 ⇒いとま‐ぶみ【暇文】 ⇒いとま‐もうし【暇申し】 ⇒暇を乞う ⇒暇をやる

広辞苑 ページ 1323 での単語。